一方のインテル陣営は“Haswell”世代に対応するチップセットにローエンドの「H81 Express」を追加した。先週後半にASRockから搭載マザーが3製品投入され、他メーカーのモデルも随時店頭に並ぶ予定だ。ASRock製マザーのラインアップは、micro ATXタイプの「H81M」と「H81M-HDS」、mini-ITXタイプの「H81M-ITX」になる。価格は順に7500円弱と6600円弱、8500円弱となる。
H81は従来のエントリーモデルだったB85よりも機能が抑えられており、メモリスロットが2基までに制限されるほか、オンボード出力での映像構成は最大2画面となる。SATA III(6Gbps)ポートが2基で、USB 3.0ポートが前後計4基となるほか、SRT(Smart Response Technology)やQSV(Quick Sync Video)といった機能もサポートしない。
BUY MORE秋葉原本店は「激安なだけに機能の制限がいろいろありますが、小さいマザーならB85とほとんどスペック差がなくなるので、デメリットを感じずに使えると思います。我々もmini-ITXやmicro ATXタイプを中心に扱っていこうと考えています」と話す。
なお、エントリー向けのチップセットが登場したことで、Haswell版Core i3やPentiumといった低価格帯CPUの登場も間近ではないか、とのウワサが広がっている。某ショップは「9月には出てくるみたいですね。Core i3とH81の組み合わせで、低価格なHaswellマシンを組むという流れができるでしょう」と語る。
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