大画面すぎる“21.5型”Androidマシン――「HP Slate21」の使い勝手は?4万円と意外に安い(1/3 ページ)

» 2013年09月18日 21時45分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

シンプル&スリムな液晶一体型ボディ

photo 21.5型ワイド液晶ディスプレイを備えたAndroid端末「HP Slate 21」

 21.5型の大画面+Android。これは巨大なタブレットというべきか、液晶一体型デスクトップマシンというべきか、それとも……。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)から登場した「HP Slate21」は、21.5型ワイド液晶ディスプレイを備え、OSにAndroid 4.2を搭載したスレート型デバイスだ。スレート型といってもバッテリーは内蔵しておらず、背面に搭載したスタンドを使った据え置き利用が前提となる。

 ということで、本機はタブレットというよりも液晶一体型の“デスクトップマシン”と表現するのがよさそうだ。Androidは10.1型以下のタブレット用OSとしてよく利用されているが、このような大画面を搭載するデバイスに使われるのは珍しい。スペックや機能はもちろん、有用な使い方はあるのか、などいろいろと気になるマシンだ。さっそく外観から見ていこう。

 ボディカラーはホワイトとシルバーのツートーンを基調にしており、カジュアルな印象を受ける。背面に搭載しているスタンドは角度調整が可能で、画面の角度を水平に対して110度から165度まで変えられる。キーボードとマウスで操作するときは画面を立て、タッチ主体で使うときは画面を寝かせると使いやすい。電源は内蔵しておらず、ACアダプタで動作する。

photophoto 光沢ホワイトに明るいシルバーを組み合わせて、カジュアルなイメージを演出している。電源は内蔵しておらず、付属のACアダプタで駆動する(写真=左)。背面のデザインもシンプルで上品だ。上部には放熱用のスリットがある(写真=右)

 ACアダプタの入力は背面のカバー内にあり、有線LANと2基のUSB 2.0ポートも備える。そのほかのインタフェースは、左側面にSDHC対応SDメモリーカードスロットとUSB 2.0ポート、ヘッドフォン/マイク兼用端子を装備している。電源ボタンは右側面下部にあり、その上部に輝度調整および音量調整のボタンがある。

 光学ドライブは搭載せず、タブレットに内蔵されているようなセンサー類(GPS、加速度、照度センサーなど)もない。通信機能は100BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0とデスクトップマシンとしては標準的だ。液晶ディスプレイ上部にはWebカメラも内蔵する。

photophotophoto 背面に搭載するスタンドの角度は、15〜70度(水平に対する画面の角度は165〜110度)の間で調整できる
photophotophoto 電源ボタンは右側面の下部にある。その上には音量調整用ボタンと輝度調整用ボタンを備える(写真=左)。左側面にはSDHC対応SDメモリーカードスロット、USB 2.0、ヘッドフォン/マイク兼用端子があるが、やや内側に配置しているため、正面からアクセスしづらいところは惜しい(写真=中央)。背面のカバー内にDC入力と有線LANのほか、2基のUSB 2.0ポートを装備する(写真=右)

※記事初出時、有線LANを1000BASE-T対応としていましたが、正しくは100BASE-T対応となります。お詫びして訂正いたします(9/19 18:30)

USB接続のキーボードとマウスが標準で付属

 HP Slate21には入力デバイスとして、USBキーボードとホイール付きマウスが標準で付属する。キーボードにUSBハブ機能はなく、それぞれ本体に接続するため、これらをつなぐと自由に使えるUSBポートは1基のみになる。

 キーボードは日本HPが「浮き石型」と呼ぶアイソレーションタイプのキーボードだ。キーは6段配列で、右側にテンキーを装備する。Windows用ではないため、最上段にファンクションキーはなくメディア操作や輝度調整、画面キャプチャ用キーなどを配置している。キーピッチは19ミリで、Enterキーも十分な大きさを確保するほか、カーソルキーの周囲を空けるなどゆとりのあるレイアウトで使いやすい。強めにタイプしてもたわむことはなかった。

 タッチ操作が主体となるAndroid OSでは、マウスはあまりなじみがない入力機器だが、特に違和感なく操作できた。ただし、スクロールの方向はWindowsの標準動作とは反対で、画面を下にスクロールさせたい場合は上向きに転がす必要がある。向きを入れ替えるような設定項目は見当たらなかった。

photophoto キーボードとマウスが標準で付属する。6段配列キーボードの最上段には、メディア操作や画面キャプチャなどが行えるキーを用意している(写真=左)。キーボード、マウスはUSBポートに接続すればすぐに使える。マウスのポインタ速度は設定画面で調整可能だ(写真=右)

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