先週はPCソフトに大物の新製品が複数あった。1つはクリプトン・フューチャー・メディアの歌声合成ソフト「初音ミク V3」だ。価格は1万6800円。前作「VOCALOID2 初音ミク」と追加音声パック「MIKU APPEND」から5つの歌声を選り抜いて収録し、最新の音声合成技術「VOCALOID 3」を採用している。今作からWindowsだけでなくMac OS Xにも対応したのもポイントだ。
入荷したBUY MORE秋葉原本店は「200種類以上の楽器音源も同梱していて、伴奏とボーカルがまとめて作れるようです。前作よりさらに自然な歌声を出せるようなので、調律にこだわる人は買っていくでしょう。Macユーザーに広がる可能性も秘めていますね」と話していた。
もう1つは、ドラゴンクエストの最新作「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」だ。Windows用パックの通常版は4000円弱で、初回限定の「スペシャルパック」は9500円前後となる。入荷初日の26日に売り切れるショップが出るなど出足は好調だが、動向を冷静に見守るコメントが多かった。
ソフマップ秋葉原リユース総合館は「PCゲームという枠でみると、どうしてもファイナルファンタジーXIVほどの下地と期待値はないので、これからどれだけ広がるかだと思います。マシンスペックもあまり求めないので、手持ちのマシンで始めるにはちょうどいいかもしれません」と語る。必要スペックはCPUがCore 2 Duo 1.6GHz以上で、GPUはGeForce 7600 GT以上/Radeon HD 2600 Pro以上/Intel HD Graphics 2000以上となっている。
本作はオフラインでのプレイも可能だ。オンラインプレイは別途料金がかかる(3キャラコースで1000円/30日など)が、20日分の無料プレイクーポンが付属している。某ショップは「オフラインで遊ぶなら割安ですが、オンラインの価格設定が微妙ですね。初回の月額設定でつまづいたTERAの二の舞にならなければいいですけど……」とつぶやいていた。
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