CEATEC JAPAN 2013(千葉・幕張メッセ、10月5日まで開催)では、PCベンダーが未発表製品を展示するケースもある。富士通ブースでは、秋冬モデルとして発表する21.5型液晶一体型PC(ESPRIMOシリーズ)と10.1型と12.5型のWindowsタブレット(ARROWS Tabシリーズ)を展示していた。
いずれもWindows 8.1 RTMを導入している実機だが、試作機ということもありマシンには触れられなかった。早速写真で外観を紹介しよう。

CEATEC JAPAN 2013の富士通ブース(写真=左)では、秋冬モデルとして投入する未発表製品が展示されている。「展示会なので秋冬モデルのラインアップの中でも目立つ製品を置いています」(スタッフ)とのことだ(写真=右)Atom搭載の「ARROWS Tab」は10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するモデルだ。ライトユーザー向けとしているが、最新版のAtomであるBay Trail-T世代のSoCを使っているものと思われる。
持ち運びやすさを重視し、付属のキーボードドックにバッテリーを入れていないという。重量バランスの問題からドック装着時に端末を奥側に傾けにくくなることが予想されるが「なるべく傾けられるように調整中」(スタッフ)としている。デジタイザを内蔵しており、専用ペンが付属する。ペンは端末に収納できるとのことだ。


液晶ディスプレイの解像度は高く、画面に目を近づけてもドット感を感じない(写真=左)。専用のキーボードドックが付属している。キーボードはアイソレーションタイプで、キーピッチは広めだ(写真=中央)。持ち運びやすさを優先し、キーボードドックは薄く仕上げた。インタフェースやバッテリーは搭載していないという(写真=右)“Haswell”世代のCoreプロセッサ・ファミリーを搭載する12.5型サイズの「ARROWS Tab」はよりヘビーにタブレットを使いこなしたいユーザーに向けた製品だという。こちらも専用のキーボードドックやペンが付属する。液晶ディスプレイにはデジタイザを内蔵しているという。こちらも端末にペンを収納できる。


12.5型ワイドのディスプレイというのはコンシューマー用途としては大きいように感じるが、スペックの高さもありビジネス用途にも訴求したいという(写真=左)。こちらもキーボードドックが付属する。10.1型モデルと異なり色はブラックで、ヘアライン加工が施された高級感のあるデザインだ(写真=中央)。インタフェースやバッテリーは搭載していないという。キーストロークは深めの印象を受けた(写真=右)「人によって体の大きさはさまざま。タッチしやすい画面の角度も違う。だから、タッチしやすいスタイルを自分で調節できるようにしました」
こう担当者が語るのは新デザインの液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO」だ。ディスプレイの角度を約90度から約150度ぐらいまで自由に調節できる。子どもから大人まで誰にでも使いやすいようなデザインを目指したという。
画面を持って動かしやすいよう、ディスプレイの側面にインタフェースは設けず、背面にあるスタンド部に各種端子や光学ドライブを配置している。


ほぼ垂直の状態から、約150度まで液晶ディスプレイを倒せる(写真=左、中央)。元来の液晶一体型はベゼルを細くして小型に見せる傾向にあったが、この製品はディスプレイの端を持ちやすいようにベゼルを広くしている(写真=右)

スタンド部分の右側面にはUSBポートや音声入出力、背面には有線LANポートを配置した(写真=左)。左側面にはスロットインドライブ方式の光学ドライブを備える(写真=中央)。スタンド部分にNFC端末をかざすための部分がある(写真=右)
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