←・見づらい? 使いづらい? を解消:「iOS 7」にまだ慣れない人のための“基本ワザ10選”
iOSは比較的セキュリティの高いモバイルOSとして知られるが、設定によっては思わぬ危険が潜んでいる。特に最新の「iOS 7」は、ユーザーの手間を減らす便利な新機能が多数加わった半面、ロック画面から個人情報が漏れやすく、セキュリティに対する一層の注意が必要だ。
ここでは、iOS 7を安心して使いたい人へ、10の対策を紹介しよう。
iOS 7のダウンロードは2013年9月19日(日本時間)に始まったが、その直後に特定の操作でロック画面のパスコード入力を回避できてしまう問題が発覚した。
そこで、アップルはこれを修正した「iOS 7.0.2」を配布している。iOS 7.0.2へのアップデート手順は以下の通りだ(不測の事態に備え、iTunesやiCroudでバックアップを取っておくこともお忘れなく)。
「設定」アプリ起動→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「ダウンロードしてインストール」をタップ
なお、iOS 7搭載デバイスとMacやWindows PCと接続すれば、iTunesと同期してアップデータをダウンロードしてインストールすることも可能だ。
iOS 7ではパスコードを設定したロック画面でも、上から下にスワイプすれば「通知センター」が、下から上にスワイプすれば「コントロールセンター」が現れる。ロック画面からこれらの機能に直接アクセスできるのは便利だが、情報が丸見えになってしまうのは考えものだ。
例えば、通知センターにはメールやSNSの通知、スケジュールが表示されるため、他人がパスコードを入力せずにのぞき見ることができる。また、コントロールセンターからは「機内モード」をすぐオンにできるため、盗難時に「iPhoneを探す」で追跡できなくなってしまうリスクもあるだろう。
利便性を取るか、セキュリティを取るかは難しい問題だが、iOS 7には通知センターをロック画面で使えないようにする設定も用意されている。
「設定」アプリ起動→「通知センター」→「ロック画面でのアクセス」から「通知の表示」と「今日の表示」をオフ
同様に、コントロールセンターもロック画面で使えないように設定できる。
「設定」アプリ起動→「コントロールセンター」→「ロック画面でのアクセス」をオフ
(1)と(2)によってロック画面のセキュリティを高めても、問題はまだ残っている。ロック画面からパスコードの入力なしに「Siri」「Passbook」「メッセージで返信」の機能を利用できるからだ。例えば、他人がロック画面のままSiriから機内モードをオンにできたり、電話の着信に対して任意のメッセージを返信することができてしまう。
これらもロック画面から使えないように設定できる。
「設定」アプリ起動→「一般」→「パスコードロック」→パスコードを入力→「ロック中にアクセスを許可」の「Siri」「Passbook」「メッセージで返信」をオフ
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