アップデートには時間と根気が必要っ──NY発 「Windows 8.1」即インストールリポート鈴木淳也の「まとめて覚える! Windows 8.1」特別編(1/3 ページ)

» 2013年10月18日 03時20分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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「2台のSurface」でWindows 8.1アップデートを実施

photo 今回の作業環境。ニューヨーク取材中のため、Surface RTとSurface Proの2台同時に持ち込んで実施した

 日本時間の17日20時、Windows 8.1のダウンロード配信が開始された。

 「なぜこんな中途半端な時間に?」──というのも、世界同時配信にあたり、ニュージーランド時間の18日0時を基準にしたためだ。そのため、現在筆者がいる米ニューヨークでは17日7時という早朝にダウンロード配信が始まった。今回はSurface RT+Surface Proの「Surface 2台体制」で、Windows 8.1の最速インストールにチャレンジしてみた。

 インストールに使ったのは、Windows Update(Windows RT 8)を最新にして準備したSurface RTと、Windows 8.1 Pro PreviewがインストールしてあるSurface Proの2台だ。通常であればSurface Proのみで行動しているのが、今回は保険を兼ねて“素の状態”であるSurface RTも用意した。Surface Proに入っているのは8.1 Preview版のため、通常の方法ではアップデートできない可能性があったためだ。


photophotophoto ニューヨークの米東海岸時間(EDT)で17日午前7時以降にWindows Storeに出現したWindows 8.1(RT)アップデートタイル(画像=左)。筆者のSurface RTとProともに米国(英語)版のため、なぜか日本語パックを導入して言語を切り替えていた状態ではアップデートタイルは出現しなかった。英語モードに戻してアップデートを開始した(画面=中央)。一方、Surface ProにはWindows 8.1 Previewを導入していたためかアップデートタイルは出現せず。時間が限られていた今回のアップデートチャレンジは残念ながらあきらめた(画面=右)

 ……その予想は的中。筆者環境では、事前に予告されていた「Windows ストア」での8.1アップデート配信にあたり、Preview版にはWindows ストア上にアップデートタイルが出現しない現象が確認された。もう1つのSurface RTにおいても、配信開始時間を10分ほど経過してもWindows ストア上に項目が出現しなかったのだが……「おかしいな」ということで、言語設定を日本語から英語へと変更すると自身のマシンでもWindowsストアに8.1アップデートのタイルメニューがきちんと出現した。

 この原因としては、今回インストールに使ったSurface RTは米国で購入した英語版であり、言語パックを導入して日本語化を行っていがのだが、いったん本来の英語動作に戻してやる必要があったようだ。こちら、日本で購入したものであれば言語変更の必要はないと思われる。

 同様にアップデートタイルが表示されないSurface Proも英語版のため、同じように英語に言語設定を戻してみたものの……Windows Storeの表示内容が英語版のそれになっただけで8.1アップデートタイルは出現せず。今回は作業時間が足りず、アップデートはあきらめることにした。

 後ほどMicrosoftのヘルプ情報を確認すると、Windows 8.1/RTのPreview版を導入しているユーザーは、Windows ストアではなく設定項目の「保守と管理」から手動でアップデートを行う必要があり、かつWindows 8.1ライセンスとプロダクトキーを購入しなければシステムをライセンス認証できないようだ。8.1 PreviewからWindows 8.1への更新作業の詳細は同じくMicrosoft Windows ヘルプ「Windows 8.1 または Windows RT 8.1 への更新」を参照してほしい。

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