日本時間の17日20時、Windows 8.1のダウンロード配信が開始された。
「なぜこんな中途半端な時間に?」──というのも、世界同時配信にあたり、ニュージーランド時間の18日0時を基準にしたためだ。そのため、現在筆者がいる米ニューヨークでは17日7時という早朝にダウンロード配信が始まった。今回はSurface RT+Surface Proの「Surface 2台体制」で、Windows 8.1の最速インストールにチャレンジしてみた。
インストールに使ったのは、Windows Update(Windows RT 8)を最新にして準備したSurface RTと、Windows 8.1 Pro PreviewがインストールしてあるSurface Proの2台だ。通常であればSurface Proのみで行動しているのが、今回は保険を兼ねて“素の状態”であるSurface RTも用意した。Surface Proに入っているのは8.1 Preview版のため、通常の方法ではアップデートできない可能性があったためだ。
……その予想は的中。筆者環境では、事前に予告されていた「Windows ストア」での8.1アップデート配信にあたり、Preview版にはWindows ストア上にアップデートタイルが出現しない現象が確認された。もう1つのSurface RTにおいても、配信開始時間を10分ほど経過してもWindows ストア上に項目が出現しなかったのだが……「おかしいな」ということで、言語設定を日本語から英語へと変更すると自身のマシンでもWindowsストアに8.1アップデートのタイルメニューがきちんと出現した。
この原因としては、今回インストールに使ったSurface RTは米国で購入した英語版であり、言語パックを導入して日本語化を行っていがのだが、いったん本来の英語動作に戻してやる必要があったようだ。こちら、日本で購入したものであれば言語変更の必要はないと思われる。
同様にアップデートタイルが表示されないSurface Proも英語版のため、同じように英語に言語設定を戻してみたものの……Windows Storeの表示内容が英語版のそれになっただけで8.1アップデートタイルは出現せず。今回は作業時間が足りず、アップデートはあきらめることにした。
後ほどMicrosoftのヘルプ情報を確認すると、Windows 8.1/RTのPreview版を導入しているユーザーは、Windows ストアではなく設定項目の「保守と管理」から手動でアップデートを行う必要があり、かつWindows 8.1ライセンスとプロダクトキーを購入しなければシステムをライセンス認証できないようだ。8.1 PreviewからWindows 8.1への更新作業の詳細は同じくMicrosoft Windows ヘルプ「Windows 8.1 または Windows RT 8.1 への更新」を参照してほしい。
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