Windows 8.1へのアップデートだが、今回のWindows RTのケースでは2.11Gバイト、実際に試した他のユーザーの話によれば64ビット版Windows 8 Proのケースで3.6Gバイト超とのことで、光ファイバー回線を用いたとしてもかなりの時間を要すると思われる。今回は滞在先ホテルのインターネット回線を用いたのだが、ダウンロードだけで約2時間を要した。

Surface RTで実施したWindows 8.1 RTアップデートのサイズは2.11Gバイトだった。ちなみに64ビット版Windows 8.1のアップデートサイズは3.6Gバイトほどである。ダウンロードが開始されると、じわじわとプログレスバーが伸びていくここから再起動を繰り返してのアップデート作業で、最終的にWindows 8.1(RT)のスタート画面が出現するまで、ほぼ3時間かかった。もっと回線が遅かったり、さらに複数のアプリケーションの導入や設定が行われているケースの場合は、それ以上に時間がかかる可能性がある。アップデートは、焦らず時間に余裕がある時にじっくり試してみてほしい。
とはいえアップデート作業自体は特に難しいことはなく、Windowsストアで「ダウンロード」を選択してからは、そのままダウンロード完了まで待つだけだった。ダウンロード中もWindows作業そのものは続行できるので、バックグラウンドでのダウンロードに支障がない程度に、本原稿執筆に必要な作業をフロントエンドで進めていたくらいだ。ダウンロードが完了すると再起動の指示が出るので、あとは放置した状態で待つだけでいい。何度か再起動を繰り返した後、ライセンス画面が出現する。

開始から2時間ほどするとデータのダウンロードは済んだようで、各種設定のための再起動を繰り返していた(写真=左)。しばらくするとライセンス条項が表示される。その後のセッティングは従来通りに「Express Setting」を選択すればいいだろう(写真=右)
Windows 8を含む従来のセットアップと異なるのが、アカウント照会をしてくる点。アカウントIDは既存のWindows環境のものを引き継ぐが、ここで改めてパスワード入力を求められる。そしてアカウント照会のため、7ケタ数字のセキュリティコードがあらかじめ登録してある連絡先(電子メールまたは携帯SMS)へと送信されてくる。この番号を入力しないとセットアップは先へと進まないここから先の手順はWindows 8.1 Previewを導入したときと同様で、取り立てて特別なことはない。唯一違いがあったのは、アカウント照会の画面が出現する点か。入力したMicrosoftアカウントが実際に有効なものか、事前に登録してあるメールアドレスあるいは携帯電話SMS宛てにセキュリティコードが配信されるので、それを入力してセットアップを継続する手順がひと手間発生する。
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