日本マイクロソフトは10月18日、Windowsの新バージョン「Windows 8.1」の提供を開始。現Windows 8利用者には無償提供、および旧バージョン利用者にパッケージ版/ダウンロード版を用意するほか、PC各メーカーよりWindows 8.1をプリインストールしたPC/タブレットの新モデルが発売された。
Windows 8.1は、2012年10月にリリースしたWindows 8をベースに、“今トレンドの機能/望まれている機能”、そしてWindows 8ユーザーより得られたニーズをフィードバックして刷新した新バージョン。Windows 7までであればService Packに相当していたものだが、デバイス、サービス、ソフトウェア、そしてユーザーの使い方が急激に変化する現在、“今”必要な機能、改良すべき機能を迅速に取り入れる目的で短サイクルでの刷新(Rapid Release)を行う方針に切り替えた。
「“0.1”上がっただけか──と思うかもしれないが、非常に多くの機能向上を実現したので、特にWindows 8ユーザーは“かなり使いやすくなった”と驚いてもらえると自信がある。Modern UIをより使いやすく、シームレスに。そして従来のデスクトップUIを使う人にもより便利と思ってもらえるよう、Windows 8で得られたユーザーニーズを多く取り入れたため。そして、より高いセキュリティ性能、VPN機能、BYOD、管理機能など、あらゆる面でWindows 7を超える企業向け機能も搭載する。個人ユーザーにも法人ユーザーにも、あらゆるニーズにお応えできるはず」(日本マイクロソフトの樋口泰行社長)
合わせて、Windowsストア用プリペイドカード「Windowsストアギフトカード」を導入することも明らかにした。これまでクレジットカードかPayPadのみだったWindowsストアでの決済をプリペイドスタイルでも利用できるようにするもの。iTunesカードやAmazonギフトカードのスタイルと同様に、Microsoftアカウントに購入額分をチャージすることで有料のWindowsストアアプリやXbox Gamesストアでのゲーム購入、Xbox Videoでの動画タイトル購入などの決済に使用できる。ラインアップは2000円分と5000円分。家電量販店やオンラインストアなどで販売する。
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