WiMAX 2+とドコモ150Mbps対応ルータに思うこと、いくつかルータープリンスの「5分で知る最近のモバイル通信&ルータ事情」(1/3 ページ)

» 2013年11月15日 15時00分 公開
[島田純,ITmedia]

WiMAX 2+サービス開始 家電量販店やMVNOでは端末代金0〜1円から

photo ビックカメラ有楽町店で行われたWiMAX 2+サービス開始セレモニー

 UQコミュニケーションズは10月31日、下り最大110Mbpsの高速データ通信サービス「WiMAX 2+」を開始。WiMAX 2+対応端末として、Huawei製のポータブルWi-Fiルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX2+(HWD14)」を用意し、同じく販売が始まった。

 サービスそのものは下記を参照いただくとして、今回はこの「Wi-Fi WALKER WiMAX2+(HWD14)」にスポットを当て、インプレッションを実施することにしよう。

photo Wi-Fi WALKER WiMAX2+(HWD14)(レッド/写真はau版、UQ版も機能・仕様は同じ)

 HWD14の特徴は、WiMAX 2+、WiMAX、au 4G LTE、全3種類のモバイル通信ネットワークを1台で利用できること。これまでのWiMAXサービスが使える「ノーリミットモード」、WiMAX 2+とWiMAXサービスを両方使える「ハイスピードモード」、WiMAX 2+とau 4G LTEサービスを使える「ハイスピードプラスエリアモード」の3モードを、使い方や場所に応じて通信モードに手動で切り替えて使用する仕組みを採用した。

 このうち、WiMAXサービスは通信量制限なし、WiMAX 2+も2年間は通信量制限なしのため、2013年11月現在はノーリミットモードもハイスピードモードも「ノーリミット」で使用できる。一方、au 4G LTEを使う「ハイスピードプラスエリアモード」は、WiMAXがどうしても入らないエリアで使用するための予備的なモードに位置付けられる。利用した月だけ、プラス1055円/月が発生し、他のau LTE通信サービスと同様に1カ月あたり7Gバイトまでの最大通信量を設定し、それを超えると速度制限を施す仕様となっている。

 このように「手動」で動作モードを切り替えるHWD14だが、比較的大型のディスプレイとタッチパネル、そしてタッチ対応UIを用意する──ひと工夫を盛りこんだ。スマートフォンを扱うスタイルと同じように、画面へのタッチ操作でモード切り替え、各種設定/確認をタッチにて(スマホ操作と同じ感覚で)操作できることで、やや複雑で、ルータとしては特殊なモード切り替えの操作もさほど迷うことなく実行できる(操作レスポンスはややもっさりだが。ちなみにOSはAndroidベースのカスタム版とのこと)。


photo 家電量販店で販売されていた「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」

 ともあれHWD14はWiMAX 2+対応機器としてはもちろん、実はau 4G LTEに対応する初の個人向けポータブルWi-Fiルータでもある。KDDIの4G LTE対応ルータは「Wi-Fi WALKER LTE(HWD11)」という機種が存在するが、こちらは個人向けには販売されていなかった。

 気になる販売価格は、UQコミュニケーションズの直販サイト「UQ WiMAXオンラインショップ」で一括2800円(2年契約時 2013年11月現在)。契約をともなわない機種単体の購入はできないようだ。

 なお、家電量販店、あるいは@nifty WiMAXBIGLOBE WIMAXなど、UQのMVNOによるWiMAX 2+サービスには、ルータ価格を0円〜1円、さらに特典としてキャッシュバック、あるいはタブレットとのセットを特典価格で提供するサービスもある。よりオトクに契約したいなら、これらMVNOの特典を活用する選択肢もアリだ。



 WiMAX 2+は、従来のWiMAXサービスに存在した、1日だけ利用する「UQ 1 Day」や、同一契約で機器を複数台登録できる「機器追加オプション」のようなプラン/サービスは(2013年11月現在)用意されない。料金プランは現時点、2年契約の「Flatツープラス」のみとなる。

 この点、従来のWiMAXユーザーからするとサービスの多様性という面で少々物足りない。WiMAXサービスの特に大きな特長だった通信量制限を設けない「ノーリミット」の部分は(2年間の条件があるものの)なんとか守ったが、大枠をユーザー目線で眺めると、サービス内容や料金プラン、2年縛りあり……など、他社のLTEデータ通信サービスと何が違うの?──と感じる人も少なくはない。今後は、ノーリミット以外のWiMAX 2+“ならでは”となりうるサービス内容の拡充に期待したい。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー