バランスのよさが魅力!! 「GALLERIA XT-A」の実ゲーム性能とコスパをチェック:FFXIVとBF4をバッチリ楽しむ(2/2 ページ)

» 2013年11月22日 17時00分 公開
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ファイナルファンタジーXIVはかなり快適、バトルフィールド4も設定次第で楽しめる

Windowsエクスペリエンスインデックスの値。やはりネックとなるのはHDDでこれは仕方ない。逆にストレージを念頭にカスタマイズすればオール7以上も狙えるだろう

 それでは、GALLERIA XT-Aのパフォーマンスをベンチマークで見ていこう。なお、評価機特有の注意点として、OSは64ビット版のWindows 7 Enterpriseが導入されていた。ただし、パフォーマンスという点ではあまり影響はないと思われる。また、適当な比較対象がなかったので、今回はXT-Aのスコアのみを掲載する。

 PCMark 7/8の結果を見ると、まずまずといったスコアだ。CPUにCore i7-4770を採用しているため、定格動作では3.4GHz。Core i7-4770KやCore i7-4771なら3.5GHzになるので、この100MHzぶんだけスコアは低い印象だが、これ自体のスコアは十分なレベルだ。

 ただ、標準構成がHDDであるため、SSD搭載構成と比べるとストレージスコアが低く、Overallに影響している。もう1万円強ほど予算を見積もって、システムストレージをSSDに、データストレージをHDDと使い分ければ、主にレスポンスで大幅な向上が見込めるだろう。

PCMark 7(画面=左)とPCMark 8(画面=右)

 CINEBENCH R11.5もCPU性能がそのまま表れた形だ。GeForce GTX 760を採用していることで、OpenGLスコアはかなり高い。同R15のスコアも、マルチCPU時が752CB、シングルCPU時が156CBとなった。

 MediaEspressoのトランスコード処理では、ソフトウェア時がCPU、ハードウェア時がNVIDIAのCUDAを利用することとなる。ドライバのアップデート状況によると思われるが、CUDA利用時もかなり短時間で変換が済むほか、CPU使用時もまずまずの速度だ。

CINEBENCH R11.5(画面=左)とMediaEspressoのトランスコード処理(画面=右)

 次にゲーム性能を示す3DMarkの結果を見ていこう。MMORPGでの指標となるDirectX 9のIce Stormでは、特にPerformanceの場合は天井に張り付く状況で、ハイエンドGPUと比べても遜色ない。Extremeになると若干スコアが下がるものの、120000ポイント台に収まっている。一方、FPSゲームの指標となるDirectX 11のFireStrikeでは、こちらは1つ上のクラスのGeForce GTX 770と比べて1500ポイントほどダウンする。ただしそれでも5000ポイント台を出しており、フルHD解像度であれば最高画質や高画質が狙えるだろう。

3DMark(Overall/Graphics)

3DMark(Physics/Cmbined)

 続いて、実際に実タイトルを用いたベンチマーク結果もチェックしていく。ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編は、およそ30fpsをクリアすることで「とても快適」という評価が得られる。そのうえで、今回の計測では、最高画質の2560×1440ドットでも48.562fpsの「とても快適」となり、1920×1080ドットであれば79.164fpsの「非常に快適」という評価が得られた。60fpsを超えてているため、ディスプレイの性能を余すことなく発揮できるはずだ。

 アクションタイトルのトゥームレイダーも快適なプレイの目安は30fpsになるが、ファイナルファンタジーと比べるとかなり高負荷な内容になるほか、今回試した最高画質の設定ではDirectX 11も使用する。こうした点もあって、1920×1080ドットであれば34.1fpsと条件をクリアしたが、2560×1440ドットの設定では30fpsを割ってしまった。GeForce GTX 760が「フルHD解像度をターゲットとしたGPU」というのはこうした点からも分かる。ただ、XT-Aを選べばフルHDの最高画質でゲームを楽しめる、という点は1つのポイントになる。

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(画面=左)とトゥームレイダー(画面=右)

 バトルフィールド3は、FPSタイトルであるため60fpsが目安になるが、人気タイトルだけに最適化が進んでおり、負荷は重めではあるものの重すぎないというポジションだ。こちらも2560×1440ドットは60fpsを下回ったが、1920×1080ドットであれば最高画質が楽しめた。

 もう1つ、最新タイトルのバトルフィールド4もテストした。目安は同じ60fpsだが、バトルフィールド3と比べるとかなり重い。フレームレートはキャンペーンのステージ後半のシーンを用いたが、このタイトルはマルチプレーヤーモードよりもキャンペーンモードのほうがフレームレートが出ない傾向にある。その結果、60fpsを超えたのは1280×720ドットのみだった。ただし、1920×1080ドットまでならまずまずゲームとしては楽しめる印象だ。そのうえで、マルチプレーヤーモードであれば、50fps以上が出ているので、(まれにフレームレートが落ちるシーンもあるものの)まずまずなプレイ環境が得られる。フレームレートの低下を嫌うのであれば、画質設定を少しだけ落とすのもいいだろう

バトルフィールド3(画面=左)とバトルフィールド4(画面=右)

コスパに納得の「GALLERIA XT-A」で冬の注目タイトルを存分に楽しむ

 デスクトップPCの、とくにミドルレンジ構成を組む場合の目安は10万円台半ばあたりとなるわけだが、GALLERIA XT-Aはミドルレンジのなかでも1つ上、アッパーミドルの定番どころで構成しつつ10万円台前半の標準構成価格を実現している点が評価できる。おそらくポイントとなるのは、Core i7-4770Kではなく4770を、Intel Z87ではなくH87を、そしてSSDではなくHDDを組み合わせた辺りにあるだろう。

 1つめに挙げた、Core i7-4770Kではなく4770を採用した点については、多少パフォーマンスに影響しているようにも思えたが、それでも定格で3.4GHz、Turbo Boostで3.9GHzに達するパフォーマンスは十分なものがあり、むしろゲーム用途では力を持て余すくらいではないだろうか。例えば、ゲームプレイ中にチャットをしながらWeb閲覧するといった場合はなんら問題なく、映像配信にもチャレンジできるはずだ。

 2つめのIntel H87 Expressチップセットを採用した点も、コストダウン効果でのメリットのほうが大きいと感じる。

 3つめのストレージ構成については予算との兼ね合いになる。1度でもSSD環境を経験すると、デスクトップレスポンスやアプリケーション起動でHDDの遅さが気になってしまうのは仕方がない。ここはちょっと奮発してSSDとHDDのハイブリッド構成を狙いたいところだ。

 全体的に見て、10万円台前半でこのスペックが手に入るならば、この冬の人気タイトルを楽しむためのPCとして有力な選択肢になり得る。もちろん、より上位のGPUを組み合わせたモデルのほうがフレームレートは出るので、FPSタイトルでの快適度は高い。ただし、GeForce GTX 770以上では価格とパフォーマンスのバランスで、パフォーマンスのほうが重視されがちとなり、価格が一気に跳ね上がってしまう。今回紹介したGALLERIA XT-Aシリーズは、同社の製品の中でも人気モデルとのことだが、「ちょうどよい」バランスを目指す人にとって、ベストな構成といえるのではないだろうか。


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