PC USER Pro

この冬の本命?――“4万円から買える”8型Windowsタブレットを比較する価格か、機能か、携帯性か(1/2 ページ)

» 2013年12月04日 20時30分 公開
[前橋豪,ITmedia]

Windowsタブレットは“8型”が熱い

 タブレットといえば、iPadやAndroidを思い浮かべる方も多いだろうが、ここへ来て小型Windowsタブレットの注目度が高まりつつある。

 日本人が携帯しやすい8型サイズ、RTではなくフルのWindows 8.1が動作すること(もちろん、人気のブラウザゲーム「艦これ」も動作可)、新型プロセッサによる性能の改善、そしてOffice 2013が付属して約4万円から購入できる高いコストパフォーマンスと、特にWindowsに慣れ親しんだユーザーにとって、魅力的な新機種が複数登場してきたのだ。

 この冬商戦で国内販売が行われるのは、日本エイサー「Iconia W4-820」、東芝「dynabook Tab VT484」、デル「Venue 8 Pro」、レノボ・ジャパン「Miix 2 8」の4機種。主なスペックを下表にまとめた。

左から日本エイサー「Iconia W4-820」、東芝「dynabook Tab VT484」、デル「Venue 8 Pro」、レノボ・ジャパン「Miix 2 8」
8型Windows 8.1タブレットの比較
製品名 Iconia W4-820 dynabook Tab VT484 Venue 8 Pro Miix 2 8
メーカー 日本エイサー 東芝 デル レノボ・ジャパン
OS 32ビット版Windows 8.1 32ビット版Windows 8.1 32ビット版Windows 8.1 32ビット版Windows 8.1
幅(縦位置) 134.9ミリ 135.9ミリ 130ミリ 131.6ミリ
高さ(縦位置) 218.9ミリ 213ミリ 216ミリ 215.6ミリ
厚さ(縦位置) 9.75〜10.75ミリ 10.7ミリ 8.9ミリ 8.35ミリ
重量(実測値) 約415グラム 約445グラム 約395グラム 約350グラム
画面サイズ(アスペクト比) 8型ワイド(16:10) 8型ワイド(16:10) 8型ワイド(16:10) 8型ワイド(16:10)
タッチパネル 静電容量式 静電容量式 静電容量式 静電容量式
ペン入力 筆圧対応スタイラス(+2980円)
ディスプレイ解像度(ppi) 1280×800ドット(約188ppi) 1280×800ドット(約188ppi) 1280×800ドット(約188ppi) 1280×800ドット(約188ppi)
CPU(コア/スレッド) Atom Z3740(4/4) Atom Z3740(4/4) Atom Z3740D(4/4) Atom Z3740(4/4)
CPU動作周波数 1.33GHz/最大1.86GHz 1.33GHz/最大1.86GHz 1.33GHz/最大1.86GHz 1.33GHz/最大1.86GHz
GPU HD Graphics HD Graphics HD Graphics HD Graphics
メモリ 2Gバイト(LPDDR3) 2Gバイト(LPDDR3) 2Gバイト(DDR3L-RS) 2Gバイト(LPDDR3)
ストレージ 64Gバイト VT484/22K・VT484/23K:32Gバイト、VT484/26K:64Gバイト 64Gバイト 64Gバイト
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth 4.0 Bluetooth 4.0 Bluetooth 4.0 Bluetooth 4.0
GPS 搭載 搭載
インカメラ 200万画素 200万画素 120万画素 200万画素
アウトカメラ 500万画素 800万画素 500万画素 500万画素
USB Micro USB 2.0 Micro USB 2.0 Micro USB 2.0 Micro USB 2.0
HDMI出力 Micro HDMI Micro HDMI
オーディオ入出力 ヘッドフォン(3.5ミリ)、ステレオスピーカー、マイク ヘッドフォン(3.5ミリ)、ステレオスピーカー、マイク ヘッドフォン(3.5ミリ)、モノラルスピーカー、マイク ヘッドフォン(3.5ミリ)、モノラルスピーカー、マイク
メモリカードスロット microSDメモリーカードスロット microSDメモリーカードスロット microSDメモリーカードスロット microSDメモリーカードスロット
SIMカードスロット 3G/HSPA+対応Micro SIMスロット(+7854円)
バッテリー動作時間 約10時間(Web閲覧)、約8時間(動画再生) 約11時間 約8時間 約10時間
カラーバリエーション ガンメタル ライトゴールド ブラック、レッド選択可 シルバー
Office 2013 W4-820/FP:Personal、W4-820/FH:Home and Business VT484/22K:Personal、VT484/23K・VT484/26K:Home and Business Personal、Home and Business選択可 59404411:Personal、59399891:Home and Business
実売価格 W4-820/FP:4万3000円前後、W4-820/FH:4万8000円前後 VT484/22K:5万円台前半、VT484/23K:6万円前後、VT484/26K:6万円台半ば Personal搭載:3万9980円、Home and Business搭載:4万1980円 59404411:4万2800円前後、59399891:4万7800円前後
発売日 2013年12月中旬 2013年11月22日から順次 2013年12月31日 2013年12月6日

 いずれも1280×800ドット表示の8型ワイド液晶ディスプレイをはじめ、Bay Trail-T(開発コード名)ことAtom Z3740/Z3740Dのプロセッサ、2Gバイトのメモリ、32G/64Gバイトのストレージと、基本スペックはほとんど横並びという状況だ。

 少し細かく見ていこう。Venue 8 Proは4機種のうち唯一、Atom Z3740Dを採用し、メモリのパフォーマンスが少し低い。ただし、4コア/4スレッド対応で最大1.86GHzのバースト周波数、2MバイトのキャッシュといったCPUの仕様は変わらず、メモリ容量はどれも2Gバイトに固定なので、大きな性能差は生じないと思われる。

 機能面ではdynabook Tab VT484とMiix 2 8がGPSを標準搭載、Iconia W4-820とdynabook Tab VT484がMicro HDMI出力(Venue 8 ProはMiracastに対応)およびステレオスピーカーを内蔵、dynabook Tab VT484が約800万画素のアウトカメラを採用、Venue 8 Proが3G/HSPA+対応Micro SIMスロット(+7854円)、シナプティクス製の筆圧対応スタイラス(+2980円)を追加可能といった違いがある。この辺りの対応状況で使い勝手は変わってくるだろう。

 本体サイズと重量については、Miix 2 8が8.35ミリ厚、約350グラムと最も薄型軽量に仕上がっている。これに8.9ミリ厚、約395グラムのVenue 8 Proが肉薄し、以下はIconia W4-820(9.75〜10.75ミリ厚、約415グラム)、dynabook Tab VT484(10.7ミリ厚、約445グラム)と続く。1番軽いMiix 2 8と1番重いdynabook Tab VT484の差は100グラム近くなり、実際に持ち比べてみても重さの違いはハッキリ分かる。バッテリー駆動時間は約8〜11時間とされているが、測定方法がメーカーごとに異なると思われるため、単純にこの表で優劣は決められないだろう。

 価格は直販専売のVenue 8 Proが3万9980円からと最も安く、量販店などで売られるMiix 2 8とIconia W4-820もポイント還元などを考慮すると、それに近い実売価格といえる。唯一、dynabook Tab VT484は5万円台前半からと割高だが、年内に購入して専用Webページから応募すれば、マイクロソフトの小型Bluetoothキーボード「Wedge Mobile Keyboard」(実売5000円台半ば)と、Skypeの世界41カ国・固定電話かけ放題プラン1カ月間分(1100円相当)が必ずもらえるキャンペーンを実施中だ。これらを加味すると、価格差はずっと小さくなる。

 次のページからは4機種の特徴を紹介しよう。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  5. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年