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» 2013年12月18日 10時10分 公開

なぜかWindows 8.1は「タイムゾーンの自動調整機能」がない──なのでぷち工夫してみた鈴木淳也の「まとめて覚える! Windows 8.1」(1/2 ページ)

Windows 8.1は「タイムゾーンの自動調整機能」がない。今回はわずらわしい設定画面に移動せず、スタート画面上でタイムゾーンを切り替える方法を工夫してみた。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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Windowsマシンだけ「タイムゾーンの自動調整機能」がない

photo 旅は楽しいが、移動が連続すると体力的につらい時もある。そんなときは軽くてすぐに使えるタブレットが便利なのだが……

 海外出張機会の多い筆者は、多いときは1カ月に(乗り継ぎも含めて)15〜20もの都市を連続で移動することがある。いわゆるタイムゾーンをまたいで移動するのだが、そのたびにIT機器は時刻の調整が必要となる。

 もっとも、日時の確認はスマートフォンに頼っている。スマートフォンは現地の空港に着き、電源を入れれば、仮にローミング接続でデータ通信ができない状態であっても現地のタイムゾーンを取得して自動で時刻を調節してくれる。PC環境においても、Mac OS X搭載のMacであれば、Wi-Fiの位置情報検出システムを用いてタイムゾーンを変更できる(ただ、成功率は6〜7割ほどとあまり高くはないが……)。

 一方、Windows 8.1搭載マシンはどうか。タイムゾーンの変更やインターネット時刻サーバと定期的に時刻を同期する機能はあるが、都市の移動(タイムゾーンの変更)を認識し、自動調整してくれる機能は標準サポートしていない。こちらは、Surfaceを含む多くの製品のタブレット対応でモバイル性をアピールしているにもかかわらず──である。

 というわけで今回は、Windowsマシンでも「少しでもタイムゾーン変更を簡単に」を工夫してみよう。

タイムゾーンを変更するコマンドを活用

 これ、筆者のニーズがレアすぎるのだろうか。MicrosoftのTechNetやMSDNはおろか、インターネットで関連情報を集めても望むトピックを思うように発見できない。ゆえに、そうしたニーズを満たすツールも公開されていないようである。

 それなら独自に「簡単にタイムゾーン変更できる仕組み」を作ってみることにしよう。

 TechNetの「地域と言語サービスのコマンド ライン オプション」ページによると、「tzutil(Windowsタイムゾーンユーティリティ)」というコマンドにて、Windows上で設定可能なタイムゾーンの一覧の取得と実際の設定が行える。

 tzutilは「コマンドプロンプト」から実行するコマンドツール。コマンドプロンプトにて「tzutil /?」と入力することでヘルプ画面が表示される。今回使うコマンドのオプションと表記方法は下記の通りだ。

tzutil /l
設定可能なタイムゾーンの一覧を表示するコマンド

 ずらずらと都市名が羅列されたと思う。そこに表示される目的の“タイムゾーン名”の文字列を確認し、以下のように入力する。

tzutil /s "Pacific Standard Time"
例:「米国/カナダ太平洋標準時(−8時間)」へ変更するコマンド

tzutil /s "Tokyo Standard Time_dstoff"
例:「大阪、札幌、東京(+9時間)」(夏時間設定なし)へ変更するコマンド

 Windowsの時計表示は変わっただろうか。Windowsでは夏時間(Summer TimeまたはDay Light Savingtime)の切り替えもオプションで設定可能である。米西海岸の太平洋標準時はこの夏時間も考慮した変更となる。東京時間へ変更するコマンドに付加する“_dstoff”は、タイムゾーンに対する夏時間の調整を“行わない”とするオプションだ。

 このコマンドを覚えておくか、バッチファイルとしてどこかへ保存して運用することで、いくらか変更手順が楽になるという感じだ。

 バッチファイルは、メモ帳などの適当なテキストエディタで、

cmd /c tzutil /s "Pacific Standard Time"
「米国/カナダ太平洋標準時(−8時間)へ変更するコマンド」のためのバッチファイル内容

 など記入して保存し、拡張子を「*.bat」に変更。このバッチファイルを変更したい都市ごとに作成し、分かりやすい場所へ置いておけばよい。

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