8コア構成の新型Atom「C2750」を採用したSATA 12ポート搭載のmini-ITXマザー「C2750D4I」は11月末にごく少数出回ったが、先週複数のショップで入荷が確認できた。同時に、下位で4コアの「Atom C2550」を搭載した同コンセプトのマザー「C2550D4I」も店頭に並ぶようになった。価格は3万5000円前後。ただし、週末を待たずに売り切れが続出し、どちらのモデルも現在は入手困難になってる。
入荷したパソコンハウス東映は「劇的に性能が向上したAtomを搭載するということで注目を集めていますね。SATAポートが大量にあるので、やはりファイルサーバーとして注目している人が多いと思います」と話していた。
ASUSTeKからは、Q87搭載のmini-ITXマザー「Q87T」が登場している。デュアルギガビットLANやPCI Express x4スロットなどを備え、ACアダプタで給電する仕様となっている。価格は1万8000円前後だ。パソコンショップ・アークは「ACアダプタは別途用意する必要がありますが、堅牢な心を組みたい人にはよい仕様だと思います」という。
もう1つの変わり種は、ECSのH81マザー「H81H3-M4」だ。規格上はmicro ATXながら、基板サイズは190×170ミリと、170×170ミリのmini-ITXよりも拡張スロット側が2センチ長いだけとなっている。その2センチのスペースにPCI Express x16スロットを載せているのが特徴だ。価格は6000円弱。TSUKUMO eX.は「拡張カードの厚みを考慮して背面ブラケットを2本用意しているmini-ITXケースには、コレが入れられるものもありそうですね。できる限り安くしたいけどx16スロットは必須、といった人に最適です」と評価していた。
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