米Microsoftは4月14日(現地時間)、「Office Online(旧Office Web Apps)」のChromeアプリ版を米GoogleのChromeアプリストアで公開したと発表した。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteのChromeアプリ版をそれぞれ無料でダウンロードできる。
Office Onlineは、Webブラウザでアクセスし、Officeのドキュメントを作成・編集・共有できるサービス。Microsoftアカウントさえ持っていれば、有料のOfficeをPCにインストールせずにWebブラウザで利用できる。作成したファイルはOneDrive(旧SkyDrive)に保存する。OneDriveアプリをPCにインストールしていれば、PC上のファイルを編集することも可能だ(本稿執筆現在Windows 8.1は非対応)。
Office OnlineはこれまでもChromeを含む各種Webブラウザで利用できたが、Chromeアプリ版はWebブラウザを開かずに、デスクトップのChromeアプリランチャーから直接起動できる。
Microsoftはサティア・ナデラ新CEOの下、Office製品のマルチプラットフォーム化を推進している。3月27日には「Office for iPad」と、AndroidおよびiPhoneでOffice文書を閲覧・編集・保存できる「Office Mobile」を公開した。
ナデラCEOは4月2日、年次開発者会議「Build 2014」の基調講演で、「われわれは挑戦者の精神で革新を進めていく。Windowsで築いた地位にあぐらをかくことなく、あらゆる側面で革新を目指す」と語っている。
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