「ベイトレが強いが、Kabiniの存在感もちゃんとある」――小型SoCマザーが熱い!:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2014年04月21日 12時06分 公開
[古田雄介,ITmedia]

Windows 7にフル対応する初のBay Trail上位モデル「Q1900B-ITX」がデビュー

ASRock「Q1900B-ITX」

 4月9日にAMDの新プラットフォーム「AM1」対応マザーと対応APU「Athlon/Sempron」がデビューし、順調なスタートを切った。それでも、SoCタイプの小型マザーの売れ筋は、BayTrail-D世代の「Celeron J1900/J1800」を搭載したモデルが占めている様子だ。

 先週ASRockから登場したのは、4コアのCeleron J1900をオンボードするmini-ITXマザー「Q1900B-ITX」。DDR3 SO-DIMMスロット2基とPCI Express x1スロット1基を備える仕様で、背面にはパラレルポートやHDMI、2基のDisplayPortなどが並ぶ。SATAが2.0タイプを2基用意する。税込み価格は1万1000円前後だ。

 同価格帯のCeleron J1900搭載マザーは、3月初旬にギガバイトの「GA-J1900N-D3V」が登場している。同時期に登場したMSIの「J1900I」とあわせて一気にラインアップが増えた格好だが、なかでもQ1900B-ITXに注目するショップは多い。

ファンレス仕様になっているQ1900B-ITXの基板

 BUY MORE秋葉原本店は「Q1900B-ITXは32ビットと64ビットのWindows 7にも対応しているんですよ。GA-J1900N-D3Vもかなり人気で品薄が続いていますが、Windows 8/8.1のみサポートするという縛りがありました。Windows 7が使えるベイトレ上位を待っていた人も多いと思うので、これはヒット間違いなしだと思います」と語る。なお、J1900Iは8系のほかに32ビット版のWindows 7に対応している。

 AM1からみると、対応OSの幅が広いという優位性の1つを揺るがす強力なライバルが登場したことになるが、悲観的な声はあまり聞かなかった。TSUKUMO eX.は「SoCタイプの小型マザー市場全体が盛り上がっているところがあるので、グラフィックスが強くてAPUが選べるAM1はそれなりの存在感を出し続けられると思います。市場としても選択肢が多いほうが活性化しますしね。ただ、まだ一般的な知名度が低いので、早く評価を広めないといけないと思います」と話していた。

 ちなみに、AM1対応のAthlon/Sempronと同じKabini世代のエントリーAPU「AMD E1-2100」をオンボードしたマザーも先週1モデル加わっている。ギガバイトの「GA-E2100N」で、税込み価格は9000円強だ。同種のマザーは2013年から少数出回っている。「TDPが9ワットと低いので、低スペックなサブマシンを組むなら1つの選択肢になるかと思います。AM1との線引きは価格的に微妙ではありますが、性能を割り切るならコチラでしょう。組み込みが簡単ですし、ファンレスですからね」(同ショップ)と話していた。

パソコンハウス東映に並ぶベイトレマザー。小型SoCマザーの主流となっている(写真=左)。ギガバイト「GA-E2100N」(写真=右)

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