2万円台からでBay Trail-M搭載の新Chromebook――2014年下期は全20種類にCore i3搭載の上位クラスも登場

» 2014年05月07日 16時00分 公開
[ITmedia]

 米Googleと米Intelは5月6日(現地時間)、Chrome OS搭載ノートPC「Chromebook」シリーズの新機種を発表した。

 Acer、ASUSTeK Computer(ASUS)、Dell、Hewlett-Packard(HP)、Lenovo、LG Electronics、東芝が製品を順次発売する。Chrome OS搭載デバイスは2013年下期に4デザインだったのが、2014年下期には20デザインまで増える見込みだ。日本での発売は未定。

Bay Trail-M(Celeron)搭載機は4社から登場

 省電力なSoCであるBay Trail-M(開発コード名)ベースのCeleronを採用したChromebookは、Acer、ASUS、Lenovo、東芝が投入する。ファンレス設計で最大11時間のバッテリー駆動時を実現し、IEEE802.11acの光束無線LAN機能も利用可能だ。

 Lenovoは同社初のコンシューマー向けChromebookとして、279ドルのクラムシェル型ノート「N20」を7月に、329ドルのコンバーチブル型ノート「N20p」を8月に発売する。1366×760ドット表示の11.6型ワイド液晶、16Gバイトストレージを搭載し、厚さは17.9ミリ、重さは1.4キロ未満となる。N20pは液晶ディスプレイが300度まで回転し、ラップトップモードとスタンドモードに可変する機構を持つ。同社は発表済みのモデル「ThinkPad 11e Chromebook」および「ThinkPad YOGA 11e Chromebook」にもCeleronを搭載する。

Lenovoの「N20」(写真=左)と「N20p」(写真=右)

 ASUSは11.6型の「C200」と13.3型の「C300」を今夏に発売する予定。いずれも1366×768ドットの液晶ディスプレイ、16Gバイトのストレージを備える。Acerは2014年後半にCeleron搭載の新モデルを投入する予定だ。東芝の新モデルについては現時点で詳細不明。

ASUSの「C200」(写真=左)と「C300」(写真=右)

Haswell搭載機にはCore i3の上位クラスも

 Bay Trail-Mより高性能なHaswell(開発コード名)ベースの第4世代Core i3を採用した上位クラスのChromebookは、AcerとDellが発売する。同じくHaswellベースのCeleron 2955U(1.4GHz)を搭載した現行モデルの強化版となり、Dellは「Chromebook 11」、Acerは「C720」にCore i3を採用する。C720は米国で夏の新学期シーズンに向けて発売する予定、価格は349.99ドルからだ。

Dellの「Chromebook 11」(写真=左)。Acerの「C720」(写真=右)

 なお、Chrome OSとHaswellベースのCeleronを搭載した発表済み製品としては、HPの超小型デスクトップ「HP Chromebox」が6月に米国で発売される予定。また、LG Electronicsの液晶一体型モデル「LG Chromebase」が5月26日(現地時間)に349ドルで発売されることも明らかになった。

HPの超小型デスクトップ「HP Chromebox」(写真=左)。LG Electronicsの液晶一体型モデル「LG Chromebase」(写真=右)

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