“Mullins”世代APUを採用した「HP Stream 14」の実力を試すこれが3万円台ノートPCの実力だ(1/2 ページ)

» 2014年10月21日 18時19分 公開
[長浜和也,ITmedia]
ココが「○」
・実売価格が3万9800円から
・目に鮮やかな“ネオンパープル”
・Radeon R3 Graphicsの3D性能
ココが「×」
・解像度が1366×768ピクセル
・システムメモリ2Gバイト
・オンラインストレージ利用が前提

14型で薄型で個性的なボディで3万9800円

 HP Stream14は、税別の実売価格は量販店モデルで5万円前後、Microsoft Officeが付属しないWeb直販のHP Directplusモデルでは3万9800円と実に4万円を切る。低価格に抑えながらも、14型と大画面のディスプレイを搭載し、本体のサイズは約346(幅)×240(奥行き)×17〜20.5(厚さ)ミリとこのサイズのディスプレイを搭載するクラムシェルタイプとしては薄く、かつ、重さは約1.6キロと、このボディサイズのノートPCとしては軽い。

天面にアルミニウムパネルを採用した最厚部20.5ミリの薄型ボディを採用する14型ディスプレイ搭載ノートPCの「HP Stream 14」

 ボディデザインは天面とキーボード面ベゼルは表面を梨地にしたアルミパネルの“モダンシルバー”を取り入れている一方で、量販店モデルではカラーバリエーションとして底面と天面のロゴカラーに「ネオンパープル」という、鮮やかな紫を組み合わせも用意している。外観だけではとても4万円を切るノートPCとは思えない。

カラーバリエーションとして用意した“ネオンパープル”は、天面のロゴと底面全体を鮮やかに彩る。底面に設けた“ゴム足”の色調整に苦労したとは日本HP関係者の証言

 システム構成では、ディスプレイ解像度を1366×768ピクセルに抑え、データストレージも容量32GバイトのeMMCフラッシュメモリを採用している。システムメモリもDDR3L-1333が2Gバイトで、最近のノートPCがバリュークラスでも4Gバイト実装していることを考えると少ない。

 HPでは、本体のデータストレージはOSやアプリケーションの導入用として使い、ユーザーが保存するデータファイルはオンラインストレージを使うことを想定している。そのため、HP Stream 14はMicrosoftのオンラインストレージサービス「One Drive」を100Gバイト2年間無料で使えるライセンスが標準で付属する。

 このように、HP Stream 14ではハードウェアスペックを抑えて価格を下げている。ここで注目したいのがプロセッサとして採用した「A4 Micro-6400T」(1GHz/最大1.6GHz、4コア4スレッド、TDP 4.5ワット)だ。省電力動作を重視する“Mullins”(開発コード名)世代のアーキテクチャを採用した最新のAPUだ。

 AMDでは、薄型ボディのタブレットなどに搭載してファンレス駆動を実現するAPUとして訴求しており、その性格と位置づけからインテルの“Bay Trail”世代Atomと競合するとみる関係者も多い。ただ、AMDが2014年4月に発表してから“Mullins”世代のAPUを搭載した製品はまだ少なく、その意味でHP Stream 14は数少ない“Mullins”世代APU搭載モデルとなる。

 ここでは、HP Stream 14で採用した“Mullins”世代APUをはじめとするHP Stream 14の処理能力を、ベンチマークテストで測定したスコアで紹介する。バッテリー駆動時間の測定に表面温度、本体の質感やキーボードの打ち心地、本体搭載のインタフェース、そして、オンラインストレージを日本でどこまで常用できるのかといった評価については、別記事で検証する予定だ。

CPU-Zで確認したA4 Micro-6400Tの仕様と(写真=左)、GPU-Zで確認したAPU統合のRadeon R3 Graphicsの仕様(写真=右)。表示不完全ながらも、Radeon R3 Graphicsの動作クロックで350MHzとなっている

評価したHP Stream 14のシステム構成をデバイスマネージャーで確認した

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