サードウェーブデジノスは10月23日に製品説明会を行い、新製品の特徴を説明したほか、これまでのタブレット事業の実績についても紹介している。
サードウェーブデジノス PC本部営業部営業課法人タブレットスペシャリストの小堀亘氏は、同社が2012年12月に投入した同社初めてのタブレット「DOSPARA TABLET」から、タブレット事業を振り返り、1万円を切る低価格設定で多くのユーザーに購入してもらえたことを紹介した。小堀氏によると、出荷開始から半年で予定していた1万台超のタブレットが完売したという。
その後、7型ディスプレイ搭載モデルと10型ディスプレイ搭載モデルでラインアップを拡充したことに加えて、法人需要などでは、1つのモデルを長期に供給できることやクライアントの要求に応えてアプリのプリインストールなどのキッティング作業が可能な納品体制、そして故障時のサポート体制などが評価されて、教育市場やカラオケ店などのエンターテイメント市場、回線販売市場などで実績をあげてきたと説明した。
「DG-Q78N」の特徴紹介では、交換できるバッテリーを特に取り上げている。7〜8型ディスプレイ搭載タブレットでは、バッテリーを交換できるモデルが少なく、経年変化で消耗したら異なる機種を買いなおすことになるところ、DG-Q78Nならバッテリーを交換するだけでコストを抑えることができるとサードウェーブデジノスでは説明している。なお、バッテリーはオンラインでのみ販売する予定で、現時点で価格は未定とのことだがおよそ4000円程度のなる見込みとのことだ。
「DG-Q8C3G」では、3Gデータ通信(対応するのはWCDMA 2100のみ)を利用できるSIMロックフリーモデルであることを訴求している。本体にはmicro SIMスロットと標準SIMスロットを設けたデュアルSIM構成となっている。ただし、2枚のSIMを差したときでも同時利用はできない。
「DG-D08IW」は、Windows 8.1 with Bingを導入した8型ディスプレイ搭載タブレットだ。サードウェーブデジノスの説明では、実売価格が2万円を切るような安価なWindowsタブレットでは、システムメモリが1Gバイトしか用意していない場合が多いが、同じ価格帯で2Gバイトのシステムメモリを用意したのが特徴とアピールしている。
説明会では、サードウェーブデジノスのタブレットを導入した法人のケーススタディとしてNTT西日本の「ゆるコミ」サービスを取り上げ、NTT西日本ビジネスデザイン部Wi-Fiビジネス部門Wi-Fiビジネス担当の出水浩介氏が、ゆるコミサービスの概要とサードウェーブの製品を選んだ理由を紹介した。
ゆるコミは、NTT西日本が独自に開発したコミュニケーションサービスだ。離れて暮らす家族同士を結びつけることを目的としており、簡単に扱えるユーザーインタフェースや、アプリをプリンストールしたタブレットを用意するなど、デジタル機器やネットワークサービスに慣れていないユーザーでも使えるようにしている。
このゆるコミプリインストールタブレットとしてNTT西日本が選んだのがサードウェーブデジノスのDG-DOS7S/GPだ。出水氏はサードウェーブデジノスのタブレットを選んだ理由として、NTT西日本の営業部門からリクエストのあった「1万円台前半の価格」であったことと、(NTT西日本として)小ロットの購入が可能であったこと、そして、ゆるコミ用マニュアルを同梱した納品対応や故障したときの修理まで、サードウェーブデジノスが柔軟に対応できたことを挙げている。
まだ、ゆるコミアプリのビデオチャットでは、動作検証でパフォーマンスのチューニングをするため、製造拠点となっている中国の向上に対してサードウェーブデジノスが繰り返し交渉して作業を進めてくれたエピソードも出水氏は紹介した。
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