ココが「○」 |
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・実売2万円を切る低価格 |
・Micro HDMI映像出力を装備 |
・345グラムと軽量 |
ココが「×」 |
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・ストレージ容量が小さい |
・外部USB機器を使いながらの充電は不可 |
・付属アプリは最低限 |
PC関連専門ショップ「ドスパラ」を運営するサードウェーブデジノスが11月21日に販売を開始した「Diginnos DG-D08IW」は、税別価格で1万8500円と2万円を切る低価格で多くのユーザーが注目するWindows 8.1 with Bing導入のタブレットだ。
「とにかく安い」という印象が先に立つ製品だが、CPUとして“Bay Trail-T”世代でクアッドコアのAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz、2次キャッシュメモリ2Mバイト、SDP 2.2ワット)を採用している。システムメモリはDDR3Lを2Gバイト実装する。
データストレージは容量16GバイトのeMMCを内蔵と、ここは容量を抑えて価格を優先している。評価用の機材では、16Gバイトのうち3.6Gバイトを回復パーティションとして使っており、Cドライブとして割り当てているのは10.85Gバイトだった。なお、12月18日には、ストレージを32Gバイトに増量した「Diginnos DG-D08IWB 32GB」を発表している。こちらの税別価格は2万3130円となっている。
液晶ディスプレイのサイズは8型で解像度は1280×800ピクセルだ。デスクトップ画面だと少々細かい操作がやりづらいサイズだが、明るさや発色は特に問題ない。本体のサイズは213.8(幅)×127.96(奥行き)×8.6(高さ)ミリで、重さは約345gと、8型ディスプレイ搭載Windows導入タブレットではMiix 2 8に迫る軽さとなっている。2万円を切る価格で気になるボディの作りも、見た目に安っぽさはない。価格を考えれば上々の見栄えとなっているだろう。
本体搭載のインタフェースとして、Micro HDMI出力、Micro USB、micro SDカードスロットを装備する。なお、標準でMicro HDMIとHDMIの変換ケーブルが付属する。低価格モデルながら映像出力用変換コネクタを標準で付属するのは例が少ない。
Micro USBは1基で、充電に使うほかに、(変換アダプターを利用できれば)マウスやキーボード、USBメモリなど、外部機器の接続にも利用できる。ただ1基しかないので「充電しながらUSBメモリを使う」ことはできない。マウスやキーボードではBluetooth接続が一般的なので、それほど困らないだろう。
無線接続ではBluetooth 4.0+HSとIEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANが使える。ほかに、有効200万画素のインカメラと有効200万画素メインカメラを備えている。なお、サードウェーブデジノスが公開しているバッテリー駆動時間は約6.1時間としている。
Diginnos DG-D08IWが登場する以前では、OSにWindows 8.1 for Bingを導入して、CPUにAtom Z3745Fを搭載した8型ディスプレイ搭載Windowsタブレットとなると、通常は3万円台前半〜4万円台といった価格帯だった。しかし、国内で有名なプライベートブランドでこのスペックの製品が2万円を切る低価格で手に入るというインパクトは大きい。
OS | Windows 8.1 with Bing(32ビット) |
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CPU | Atom Z3735F |
システムメモリ | 2Gバイト(DDR3L) |
グラフィックス | Intel HDグラフィックス(CPU統合) |
ディスプレイ | 8型(1280×800ピクセル/10点マルチタッチ対応) |
データストレージ | 16Gバイト eMMC |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.0+HS |
センサー | 加速度センサー、GPS |
本体搭載インタフェース | Micro USB、Micro HDMI、ヘッドフォン端子 |
カードスロット | microSD(SDXC) |
Webカメラ | 有効200万画素 インカメラ、有効200万画素 メインカメラ |
サイズ | 213.8(幅)×127.96(高さ)×8.6(奥行き)ミリ |
重さ | 345グラム |
バッテリー駆動時間 | 約6.1時間 |
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