5つのモーターをオンオフできるのかを確認するため、まずは、モーターそのものではなく、LEDを点灯消灯する回路を作ってみた。そのために必要な部品を紹介しよう。なお、リストの部品名をクリックすると、秋月電子のオンラインショップの該当製品のWebページにアクセスできる。また、プログラムを用意するために必要なダウンロードリストもあわせて紹介しておこう。
工作は極力簡単に! ということでパーツは少なく抑えた。かつ、ロボットアームを動かすための確認用なので購入費も安く抑えた。ブレッドボードは消耗品なので複数あると便利だ
Edison - Software Downloadsから以下の3つをダウンロードする。
- Arduino Software:これはOSごとに用意している。今回使ったのはWindows版なので「Arduino Software 1.5.3 - Intel 1.0.4」をダウンロードした。なぜか7zip形式で圧縮しているので、7-zipもダウンロードしておこう。
- Edison Yocto complete image:Edisonには、Yocto Linuxが入っているが、買ってきたらまず最新版にしておきたい。ということで最新版ファームウェアをダウンロードしておく。
- Windows Driver setup 1.0.0:接続のためのデバイスドライバがまとめて入っている。
- ターミナルソフト:Edison - Software Downloadsで用意した3つに加えて、PCと接続するためのターミナルソフトがあるといい。今回はTera Termを使っている。
- FTDI社のドライバソフト:これを入れなくてもWindows Update経由でドライバのインストールができるが、あらかじめFTDIのWebページから入手しておくと確実だ。
動作確認に必要なパーツとダウンロードしたプログラムとFTDIで入手したドライバが用意できたら、PCとEdisonにインストールしてそれぞれの設定を行い、まずは、Edisonに実装しているLEDの点滅で導入作業がうまくできているかを確認し、そのあと、5つのモーターをEdisonで制御できるかテストするための「疑似ロボットアーム」をLEDとプレップボードで組み立てて試験することになる。
以下に、具体的な手順を掲載した。初めてのユーザーでもその通りに行えば作業できるように細かく紹介しているが、それだけにボリュームがある。
なので、以下の「作業手順説明書」は、実際に組み立てを行うときに読むことにして、「ロボットアームをグリングリン動かしたい」ユーザーは、すぐに部品を購入するため電子部品屋さんに駆けだしてもいい。「お買い物」が楽しみの始まりなのだから。
Edisonで5つのモーターを動かす目処が立ったところで、ロボットアームをグリングリン動かす工作は、明日掲載する後編で紹介する予定だ。
Edison for Arduinoに繋がっているのは電源ケーブルだけ。そして左下にあるスマートフォンのwebブラウザからリモートコントロールしてLEDの点灯コントロールができた。ここまで動けばロボットアームも動くはず
後編では、リレー基板を介してEdisonとロボットアームを接続し、無線LANで接続したデバイスからロボットアームをグリングリンと動かす予定だ
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