薄型軽量より“全部入り”で攻めるモバイルノートPC――「FMV LIFEBOOK SH WS1/T」徹底検証(ベンチマークテスト編)守備範囲はピカイチか(2/3 ページ)

» 2015年04月16日 15時00分 公開

モバイルノートPCとして十分なスタミナ、バッテリー交換も可能

 Webブラウズとテキスト入力を想定したバッテリー駆動時間テスト(BBench 1.01)も実施したところ、9時間22分という結果だった(輝度40%、DVDドライブ装着、満充電から残り5%で休止状態に入るまで)。実測で約9時間の駆動時間は、モバイルノートPCとして十分と言える。

 JEITA 2.0測定法によるメーカー公称値(13.1時間)には及ばないが、BBenchは無線LAN接続で実際にファイル転送を行っているため、よりタフな環境での測定となり、JEITA規格のメーカー公称値より低い数値が出る傾向にある。

 最近はユーザーがバッテリーを着脱できないノートPCが増えているが、WS1/Tはバッテリーを交換できるため、スペアバッテリーを持ち歩けば、ヘビーなバッテリー駆動の要求にも応えられるはずだ。また、光学ドライブの代わりに増設バッテリーを搭載し、駆動時間をさらに延ばすこともできる。ここはバッテリーが着脱できない薄型軽量モバイルノートPCに対するアドバンテージだ。

 テストは6セル(77ワットアワー、実測322グラム)のバッテリーで行ったが、実際にハードウェア情報チェックツールのHWiNFO64で確認したところ、Designed Capacityが7万6680ミリワットアワー、Full Charged Capacityが7万7857ミリワットアワーだった。

バッテリーを交換できるのは、WS1/Tの強みだ。底面のカバーを外すことで、バッテリーが取り出せる

静音性、ボディの発熱もチェック

 静音性については、高負荷時に動作音がやや大きい傾向があった。室温20度、暗騒音28デシベルの室内で、排気口がある本体左側面から5センチの位置に騒音計を設置して計測したところ、アイドル時は31.7デシベルと静粛だが、FF14ベンチを2回実行すると最大47デシベルまで騒音レベルが上がった。

アイドル時の騒音レベルは31.7デシベル
高負荷時(FF14ベンチ2回実行)の騒音レベルは47デシベル

 一方、ボディの発熱については問題ない。排気口がある左側面側の底面のみ温度が高めだが、それ以外の部分には熱が伝わってこないため、熱を気にせず安心して利用できる。ここでもFF14ベンチを2回以上実行し、放射温度計でキーボード/パームレスト面の表面温度を計測したが、結果は最高温度の左中央部でも28.6度までしか上昇せず、優秀な結果だった(室温は20度)。

 ちなみにキーボード/パームレスト面のそのほかの表面温度は、左奥が25.8度、中央奥が24.8度、右奥が22.8度、中央が27.2度、右中央が21.9度、左手前が26.4度、中央手前が27.8度、右手前が22.0度だった。

キーボード/パームレスト面で最も高温だった左中央部の温度は28.6度

 なお、HWiNFO64によると、アイドル時のCPUコア温度は32度だった。FF14ベンチによる高負荷時はCPUコア温度が74度まで上昇したが、そこでとどまり、冷却性能は高い。同CPUの最高動作温度(Tjunction)は105度だ。

HWiNFO64によるCPUコア温度の表示。FF14ベンチ実行時は74度まで上昇した

ベンチマークテストの概要

  • バッテリー駆動時間テスト
    1. BBench 1.01

※電源プラン「バランス」+輝度40%固定+無線LAN接続+Bluetoothオン+DVDドライブ装着。BBench 1.01(海人氏・作)にて「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」、WebブラウザはInternet Explorer 11を指定し、タブブラウズはオフ。満充電の状態からバッテリー残量が残量5%で自動的に休止状態へ移行するまでの時間を計測

  • 騒音テスト
    • 騒音計(SMART SENSOR製「AR814」 誤差±1.5デシベル)で実測(本体左横から5センチ、暗騒音28デシベル、室温20度)
  • 発熱テスト
    • 放射温度計(シンワ製「放射温度計Bレーザーポイント機能付き」)でボディ表面温度を実測(室温20度)


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