お手ごろ価格の8型Windowsタブレット「8P1150T-AT-FE-Office」を試すOfficeもついて2万円台!!(3/3 ページ)

» 2015年06月18日 18時01分 公開
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パフォーマンスは必要最小限

 ベンチマークテストの結果を見よう。改めて基本スペックを記載すると、SoCがAtom Z3735F、メモリが2Gバイト(DDR3L)、データストレージは32GバイトのeMMC、OSはWindows 8.1 with Bing(32ビット)という内容だ。

 CINEBENCH R11.5のCPUスコアは108だった。Bay Trail-Tの最廉価版とはいえ、クアッドコアではあるので、これでもデュアルコアのCeleron N2840やCeleron N2830よりは若干よい。

CINEBENCH R11.5の結果

 eMMCは、Samsung MBG4GCを採用していた。最近のWindowsタブレットで採用例の多い定番的なモデルだが、CrystalDiskMarkの結果はeMMCとしてはよいスコアで、本来の性能がきっちりと出ている。

CrystalDiskMark 4.0.3の結果

 PCの総合的な性能の目安となるFuturemarkのPCMark 7のスコアは、Atom Z3735F搭載モデルとしては順当か、むしろよいほうのスコアが出ている。熱設計などに不安がなく、しっかりフル性能を発揮できているということだろう。

PCMark 7の結果

 3DMarkのスコアは以下の通り。Atom Z3735は、Bay Trail-Tの中でも内蔵GPUの最大周波数が低く、1年〜1年半くらい前のAtom Z3740などを搭載した製品と比べても3D描画性能ははっきり見劣る。Webブラウザゲームのプレイなどが目的の1つとしてあるならば、Atom Zシリーズでももう少し上位のSoCを搭載したモデルのほうがいいかもしれない。

3DMarkの結果

 バッテリー駆動時間は、bbench 1.01(海人氏・作)を使い、無線LANで常時接続し、60秒間隔でのWebサイト訪問、10秒間隔でのテキスト入力を行なう設定で計測した。電源プランは「バランス」で、バッテリー駆動時のディスプレイの輝度は40%で固定した。結果は、バッテリー残量5%になるまで、7時間5分動作した。タブレットとしては短めかもしれないが、公称値(5時間48分)は大きく上回っており、健闘しているといえるだろう。

 ファンレス設計のため、ファンの動作音はない。発熱はどちらかといえば横位置での本体左側(の裏面)のほうが高めで、Youtube動画を30分程度鑑賞している間の温度は、本体左側裏面が37度前後、右側裏面が33度前後だった。横位置で使うならば、やはり温度の高い側を持つほうが自然な使い方といえるだろうが、それほど熱いというわけでもない。

 むしろ8型タブレットは縦位置で使う場合が多いと思われる。その場合、ここでも変則的なボタン配置が判断を悩ませる。ボリューム調整の位置や本体裏のプリントの天地(上下の向き)を尊重すれば温度の高い部分を持つことになる。

 ただ、はっきりいってこの向きで持つメリットはボリューム調整の「+」が上にくる以外にないため、ボリューム調整の位置は諦めつつ、裏面のプリントに惑わされず、自分の感覚を信じて使ったほうがいいと感じた。

円安に負けない格安タブレット

 パソコン工房での直販価格は、通常モデルが2万2464円(税込)、Microsoft Office Home and Business 2013付きモデルが税込み2万7684円。円安が続く為替相場の影響でPC/タブレットの価格が上昇している中にあって、買い得感は非常に高い。

 狭額縁デザインで片手でも持てるスリムなフォルム、約370グラムの軽量なボディと、8型ならではの扱いやすさは損なっていない。液晶ディスプレイも視認性が高く、microSDカードスロットの装備をはじめ、端子類も一通りを備えており、実用十分の内容といえる。

 OSがWindows 8.1と実質同じWindows 8.1 with Bingなので、PCとの連携、使い分けもスムーズに行なえるし、Microsoft Office Home and Business 2013プリインストールモデルならば、当然、Officeも使うことができる。Bluetoothキーボードと、市販のスタンドを組み合わせれば、ノートPCの代替的な用途もこなせないことはない。


 ちなみに、基本スペックは、今話題のスティック型PCと同等である。それに、タッチ操作ができる液晶ディスプレイとバッテリーを搭載したものと考えてもいいだろう。液晶ディスプレイの視認性、扱いやすいサイズで軽量なボディ、そして実測で7時間駆動できたバッテリーの価値を考えると、スティック型PCより買い得感は高いのではないだろうか。

 Windowsタブレットを使ってみたいがコストが原因で導入出来ていなかった方、いざという時のためにサブPCをキープしておきたい方、気軽に持ち歩けるサブのWindowsマシンが欲しい方などに検討してほしい。

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