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米Hewlett-Packard(HP)は6月18日(現地時間)、USB Type-Cコネクタ搭載の2in1モバイルPC「Pavilion x2」を発表した。同社初のUSB Type-C搭載PCとなる。日本での発売は現時点で未定ながら、日本ヒューレット・パッカードによると国内市場への投入も計画しているという。
10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載したタブレット本体と、マグネットで着脱できるキーボードを組み合わせた2in1モバイルPC。サイズは264(幅)×173(高さ)×16.75(奥行き)ミリ、重量はタブレットが約589グラム、キーボードが約598グラムだ。合体時の重量は約1.187キロとなる。
このPavilion x2は、6月8日にシンガポールで開催されたアジア太平洋地域および日本のメディア関係者向けイベント「HP PPS Innovation Day」でいち早く披露され、展示機に触れつつ、説明を受けることができた。
米HPアジアパシフィック&ジャパン担当プリンティング・パーソナルシステムズグループ コンピューティング・ソリューションズ部門副社長(VP)のアネリーズ・オルセン氏は、グループインタビューの場でこの製品について取り上げ、HPではさまざまなユーザーニーズに的確に応えていくことが重要だと考えており、その一貫として、基本的な作業だけやりたい人のために、このPavilion x2を用意したという。
基本スペックは、OSが32ビット版Windows 8.1、プロセッサがBay Trail-T(開発コード名)のAtom Z3736F(1.33GHz/最大2.16GHz、4コア/4スレッド対応)、メモリがオンボードで2Gバイト(DDR3L-1600 SDRAM)、データストレージは32Gバイトもしくは64GバイトのeMMCを採用する。液晶ディスプレイの解像度は1280×800ピクセルだ。
このようにエントリークラスの基本仕様ながら、使い勝手を考慮して、タブレット側に一通りのインタフェースを装備していることが特徴だ。
フルサイズ(Type A/Standard-A)のUSB 2.0に加えて、充電端子兼用のUSB Type-Cコネクタを採用したUSB 2.0も装備する。そのほか、Micro HDMI(1.4)出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子、microSDメモリーカードスロット(最大2TバイトのSDXC対応)を装備し、上部にはHD Webカメラを備えている。通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetoothが標準搭載だ。
オーディオブランドとして75年以上の歴史をもつBang & Olufsenとコラボレーションしたスピーカーシステムを搭載しているのもポイント。以前HPがコラボレーションしていたBeatsがAppleに買収された関係もあり、今後はBang & Olufsenとの協業を積極展開していくという。
タブレット本体には3セルで33ワットアワーのリチウムポリマーバッテリーを内蔵。USB Type-Cコネクタで接続する15ワットのACアダプタが付属する。
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