ベンキュージャパンは9月8日、世界初となる35型でリフレッシュレート144Hz駆動のゲーミング向け2000R湾曲ディスプレイ「XR3501」を10月20日に発売する(2015年9月時点で世界初)。価格はオープン、予想実売価格は12万9800円(税込)。
アスペクト比21:9、2560×1080ピクセル表示に対応する35型の湾曲ワイドディスプレイで、深みのある黒の描写に強いAMVA+パネルを採用、リフレッシュレート144Hz対応で残像感の少ない滑らかな表示が可能という。目の負担を軽減する「フリッカーフリー技術」や「ブルーライト軽減機能」、暗いシーンの視認性を高める「Black eQualzer」、色の鮮明さを調節する「Color Vibrance」、PCゲームの「Need for Speed」や「Battlefield」などに最適化した「ゲームモード」といった機能を備える。
表示スペックは応答速度4ms、輝度300カンデラ/平方メートル、コントラスト比2000:1(最大2000万:1)、視野角は上下/左右で各178度となる。
映像入力はDisplayPort×1、mini DisplayPort×1、HDMI×1の3系統を装備。ヘッドフォン出力/ライン入力/ライン出力なども備えている。チルト角度は−5〜15度まで。
本体サイズは982(幅)×308(奥行き)×600(高さ)ミリ、重量は約11キロだ。
同社によれば、ゲーミング向けのディスプレイとして2000R(半径2000ミリの曲線。数字が低いほど湾曲する)を誇るXR3501は、より多くの情報が同じ視野角の中に収まり、優れたコントラスト性能が発揮される。従来のフラットディスプレイでは、画面の左右部分で映像を見る距離や視野角が変わるため、最適な環境ではないという。
ベンキュージャパン プロダクト&マーケティング部 シニアマネージャの洞口寛氏は発表会で、「他社のカービングディスプレイは3000Rを超える(比較的湾曲が少ない)ものが多く、弊社の湾曲ディスプレイが最もよいコントラストを提供できる」と自信を見せた。
ベンキュージャパン 代表執行役社長のマーティン・モーレ氏は「BenQはゲーミングディスプレイに注力している。XR3501は144Hz駆動というリフレッシュレートと4msという応答速度によって、PCゲーマーのニーズに最も近い製品だ。今後もユーザーエクスペリエンスが深まるような製品を生み出していきたい」とコメントしている。
発表会では、プロゲーミングチーム「DetonatioN」に所属するAstarore選手とDustelBox選手によるデモプレイも行われた。
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