いよいよ今晩発表! 「Windows 10 Mobile」搭載スマホは何が出てくる?鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/3 ページ)

» 2015年10月06日 19時30分 公開

Lumiaの新モデルは「Windows Hello」にどう対応するのか

 さて、先ほどのポール・サーロット氏のリポートにはもう1点気になる記述がある。発表されるLumiaの3製品全てについて「Windows Hello. Iris recognition」という項目があるのだ。

 通常Windows Helloの顔認識については、RealSenseのようなIR(赤外線)センサー付きカメラが必要になると説明したが、Lumia 550/950/950XLの3製品ともにそうした機能を搭載している様子は見当たらない。一方でスペックには「Iris Recognition(虹彩認証)」という記述があり、まだPC版Windows Helloでは提供されていない虹彩認証の仕組みが、Lumiaスマートフォンでは採用されるかもしれない。

 虹彩認証を採用したスマートフォンとしては、先日NTTドコモが発表した富士通の「Arrows NX(F-04G)」が知られており、実際にFIDO 1.0をベースにしたWeb認証機能で買い物ができる様子をデモストレーションしていた。実際にLumia 550/950/950XLが虹彩認証可能な専用センサーを搭載しているかは不明だが、10月6日の発表会ではこの辺りもチェックしておくと面白いかもしれない。

Arrows NX(F-04G) いち早く虹彩認証を採用した富士通のスマートフォン「Arrows NX(F-04G)」

Windows 10 Mobileはいつ一般公開されるのか

 Lumia新モデルについては、今回も日本での発売はまだ厳しいと予測されるため、当面は「MADOSMA」のようなWindows Phone 8.1でアップグレード保証があるものか、Freetelが予告しているWindows 10 Mobileプリインストールモデルの登場を期待するしかない。

 それでは、「2015年後半投入」といわれるWindows 10 Mobileはいつ一般公開されるのだろうか?

MADOSMA 筆者がイベントで見かけたマウスコンピューターのWindows Phone 8.1 Update搭載スマートフォン「MADOSMA」。左が出荷状態のWindows Phone 8.1で、右がWindows 10のプレビュー版を導入したサンプルだ

 Windows 10 Mobileの登場時期は当初「9月以内」と予想されていたが、結局これには間に合わなかった。もし安定性を優先し、Windows 10 for desktop editions(PC向けWindows 10)で予定されている大型アップデート「TH2」の登場を待つのであれば、Windows 10 Mobileは11月まで待つ必要が出てくる。

 また、Microsoftが掲げる「Project Milkyway」のルールにより、OSの正式リリースからOEMを介して末端のデバイスにアップデートが配信されるまでには、4〜6週間程度のマージンが存在する。つまりWindows 10 Mobileへのアップデート対応機種となっているWindows Phone 8.1ユーザーは、場合によっては2015年いっぱいまでWindows 10 Mobileのアップデートを待たされる可能性がある。

 一方で、Lumia 950/950XLのようなWindows 10 MobileプリインストールデバイスについてはWindows Phone 8.1という選択肢がないため、TH2のアップデートを待たず、現状の「TH1」を搭載して10月末ないしは11月ごろに登場すると考えられる。

 ただし、現状で最新のInsider Previewビルド「Windows 10 Mobile Build 10536」をいじっている限り、非常に不安定で既知の問題も多くあり、あと1カ月程度で製品出荷版に仕上げるには厳しい印象もある。この点はギリギリまでMicrosoftの努力に期待したい。

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