レノボのデスクトップPCシェアで30〜40%を占める小型デスクトップ「Tinyシリーズ」からは、「ThinkCentre M900 Tiny」「ThinkCentre M600 Tiny」が登場した。約1リットルのコンパクトなサイズはそのままに、第6世代インテルCore iプロセッサを搭載。PCIe SSDのサポートや標準で3画面出力への対応、工具なしでカバーを開けられるツールレスボディの採用など、基本性能の強化が行われた。
過酷な現場での使用も想定し、オプションとして防塵保護フィルター「ダストシールド」もオプションで用意した。排熱や静音性に影響することなく堅牢性の向上が図れるという。フィルターは水洗いも可能だ。
「ThinkCentre M900 Small」は従来モデル「M93p SFF Pro」の後継機種だ。日本のユーザーから強い要望を受け、本体幅を102ミリから88ミリに小型化した。最大メモリサイズは64Gバイトに強化され、PCIe SSDへの対応や防塵保護フィルター「ダストシールド」の装着も可能だ。
一体型PCのAll-In-Oneシリーズからは「ThinkCentre M900z All-In-One」と「ThinkCentre M800z All-In-One」の2機種が登場する。これまでオフィス環境で一体型PCを利用するユーザーが全体の10%ほどだったのに対し、現状は3〜4%まで減少しているという。一方で、カウンター業務を行う現場で一体型PCの導入が国内外で増加しており、ユーザーからは「顧客との対面の場でスタイリッシュな一体型PCを利用したい」という声があったという。
そこで新モデルでは、33%から42%の本体薄型化を施した。高さ、チルト、スイベルの可動に対応するスタンド機能も備える。M900zは工具なしでカバーを開けられるツールレスのボディを採用し、メンテナンス性も向上した。一方で、M800zはカバーの開閉にネジを採用。こちらはよりコストダウンを追求した結果とのこと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.