Surface Pro 4 |
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☆☆☆☆★☆☆(星7つ) |
Surface Pro 3 |
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☆☆☆☆★☆(星6つ) |
液晶ディスプレイはSurface Pro 4におけるセールスポイントの1つだ。第3回で評価した。12.3型で2736×1824ピクセルの高解像度に対応し、画素密度は267ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)とより高精細になっている。カラーセンサーでの計測結果も申し分なく、輝度、色域、色味いずれも優秀だ。
表示の美しさだけでなく、アスペクト比が3:2で縦の解像度がクラムシェルノートPC標準の16:9より高いという実務的なメリットも兼ね備えている。3:2の画面はノートPCスタイルで使うときも、縦位置でタブレットスタイルで使うときも、そしてペンで描き込むときも扱いやすい。
最近はモバイルノートPCも高解像度、高画素密度の製品が多くなってきているが、その中でも品質が最高クラスに位置しており、画面のアスペクト比では確実なアドバンテージがある。ただ、ディスプレイ表面が光沢仕上げで、映り込みが目立つ点だけは、利用環境によってはマイナスだろう。
Surface Pro 4 |
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☆☆☆(星3つ) |
Surface Pro 3 |
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☆☆(星2つ) |
Surface Pro 4 Type Coverは第4回で評価した。キーピッチ、配置、タイプ感、いずれも改善され、画面保護カバー兼キーボードとして完成形の域に達したと感じる。ただし、クラムシェルのモバイルノートPCを完全に代替できるかというと、そうではない。
これはType Coverがどうというよりも、Surface Pro 4のボディデザインの問題だが、やはり設置場所はどうしても制限される。膝の上でも十分使えるとはいうが、例えば混雑した電車の中など他人と接触する可能性があるような場所では、気を遣ってしまう。タフな条件下でも気兼ねなくキーボードが打てる点ではクラムシェルノートPCが勝る。
また、キーボードとは別にキックスタンドを開くぶんだけ奥行きが必要で、新幹線や飛行機内などの奥行きがない小さいテーブルでキー入力を行うには窮屈さを感じる。
以上、クラムシェルノートPCとの違いを浮き彫りにするため、あえて同じ土俵に上げて評価してみた。
この基準では評価できないSurface Pro 4ならではの要素としては、タッチパネルと「Surfaceペン」が挙げられる。キーボード入力ができない、ノートPCが取り出せないような場面でも、タブレット単体で身軽に取り出してタッチやペンで操作/入力できるのは強みだ。
特に新しいSurfaceペンは、紙に書くのと比べても違和感が少ないほどの操作感を実現しており、純正アクセサリの「ペン先キット」を使えば、好みの書き味に調整できるのもうれしい。ペンを使う前提ならば、奥行きが狭いテーブルでも、安定感のない場所でもメモをとるには十分だ。片手で持ちながら書くことも可能で、キーボードにこだわらなければ、タフな条件下での入力環境も優れているとも考えられる。
また、インタフェースに関しても本体装備の端子は最小限だが、「Windows Hello」対応カメラという先進的な装備があり、顔認証を使ったスムーズかつセキュアなログイン操作が行えるのは便利だ。
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