また、もし店頭でSurface Bookに触れられる機会があったら試してもらいたいのが、合体状態でのディスプレイヒンジのスムーズな動作だ。筆者が米ニューヨークの5番街にあるMicrosoft Store旗艦店を訪れたとき、最初にSurface Bookのコーナーで見せられたのが以下の動画にもあるデモストレーションだった。
この動画では途中で若干引っかかっているが、閉じた状態から指1本をディスプレイ部にひっかけて開くことが可能だ。多くのノートPCは、ヒンジが固すぎて画面を開くときに本体も持ち上がってしまい、両手でディスプレイ部とキーボード部をそれぞれ押さえなければならない。Surface Bookがこだわった設計ポイントとのことだ。ちなみにディスプレイヒンジで同様のこだわりは、AppleのMacBookシリーズにも見られる。
一方で気になったのが、クラムシェルノートのスタイル(Surface Bookでは「パワフルラップトップモード」と呼んでいる)でペンを使った操作を行う場合、少し遊びがあるせいか画面が前後にプルプルと動いてしまい、文字を書くときなどは画面を片手で押さえる必要があったことだ。
この場合、タブレット単体で使うスタイルの「クリップボードモード」に切り替えるか、一度キーボードと分離してディスプレイを前後逆の向きにして装着する「キャンバスモード」を利用したほうがいい。
キャンバスモードではキーボードやタッチパッドの操作が完全にロックされるため、画面へのタッチまたはペン以外の操作を受け付けない。閉じて(紙の)ノートのように使うもよし、LenovoのYogaシリーズのように逆V字で奥行きが短い「テントモード」にして机に置くもよし、あるいはL字に開いた状態で相手に画面を見せるようにプレゼンテーションで使ったりと、さまざまな活用方法が考えられる。
ちなみにキャンバスモードではキーボードがロックされるため、画面のタッチ操作でしかキーボードを取り外せない点に注意したい。
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