先週、複数のショップで話題を集めていたのは、インテルのスティックPC「Compute Stick STK1AW32SC」だ。価格は2万1000円弱。
STK1AW32SCが内蔵するCPUはCherry Trail世代の「Atom x5-Z8300」で、従来のBay Trail世代AtomよりCPU性能とグラフィックス性能が向上している。本体サイズは前世代のより約1センチ長くなっているが、USB 3.0ポートが追加されたほか、無線LANがIEEE802.11b/g/nから.11a/b/g/n/acに、メモリがDDR3L-1333からDDR3L-RS-1600に引き上げられるなど、強化ポイントが多い。eMMCを32GB搭載し、micro SDXCカードスロットを備えているのは従来どおりだ。OSは32ビット版Windows 10 Home。
なお、同世代のスティックPCとしては、ドスパラが数日先んじて「Diginnos Stick DG-STK2S」を売り出している。価格は1万8000円弱だ。
入荷した各ショップでは、まずまずの反響があるようだ。パソコンSHOPアークは「そこまで勢いよく売れるジャンルの商品ではないですが、まずまずの出足で、初回入荷分は売り切れました。いろいろな強化ポイントがありますが、USB 3.0ポートが加わったのが一番大きいんじゃないでしょうか」と話していた。
他のショップでもUSB 3.0ポートを重視するコメントが多かった。ドスパラ パーツ館は「前のモデルはUSB 2.0ポートが1基しかなかったので、有線のマウスやキーボードが使いづらかったですし、外部ストレージを指しても時間がかかりました。USB 3.0がもう1個増えたことで、相当数のバッティングが回避できます。ライトな使い方だからこそ我慢しなくない部分というのはあるので、そこを解消してくれたのは大きいですね」と評価していた。
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