ひと昔前からあるような喫茶店でよく見かけたこのガジェット、一度は触ってみたことがあるという方も多いのではないだろうか。
テーブルの上の調味料やメニューと一緒によく置かれているこのガジェット、100円玉を自分の誕生日の星座に対応した投入口に入れると、おみくじが出てくるという造りになっている。ガジェットと呼んでみてはいるものの、電源は一切使わずに稼働する。
街を歩いていると、時代に取り残されたような、人々から忘れ去られたようなガジェットを見かけることがある。そんな「街中ロストガジェット」のある風景を訪ねていく。
今回このおみくじルーレットを試したのは、非チェーン店の喫茶店文化が根強いことで全国的にも有名な東海地区、愛知県一宮市にある喫茶店の川口屋さん。尾張一宮駅から徒歩5分ほどに位置する。
「カフェ」なんてしゃらくさい単語は似合わないような、いわゆる昔ながらの喫茶店。魅力的な食事メニューが多いのもうれしい。そんな店内の各テーブルに、おみくじルーレットは設置されている。
サイズ感はこのくらい。影が薄いほどではないが、しかし食事や一服の邪魔にはならない程度の絶妙な存在感である。
100円玉を投入してみる。投入した状態で下のレバーをはじくと勢いよくルーレットが回るとともにおみくじが射出される。
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