これぞゲーミングディスプレイの最先端 EIZO「FORIS FS2735」徹底レビュー圧倒的スペック+スマホ連携で新次元へ(5/6 ページ)

» 2016年02月28日 09時30分 公開

柔軟な角度調整や縦位置表示もサポート

 続いてボディーの各部を見ていこう。本体サイズは618.8(幅)×197.9(奥行き)×393.7〜548.7(高さ)ミリ、重量は約7.1キロだ。設置時は横幅に気を付ける必要があるが、狭額縁デザインなので27型サイズとしては小さくまとまっている。奥行きは20センチ程度と場所を取らない。

 外箱にはスタンドと台座が分離した状態で梱包(こんぽう)されているが、ドライバーなどの工具を使うことなく、簡単に着脱できる。背面のハンドルで持ち運びもしやすい。ボディーカラーはブラックで、背面を横断するラインとケーブルホルダーのレッド、シルバーに光る大きなEIZOロゴが外観のアクセントになっている。操作ボタンを背面に隠し、武骨な凹凸なども極力排除したこだわりのデザインだ。

背面 ディスプレイの背面。上部のエッジ部分や、ケーブルホール部分にレッドを用い、ゲーミングディスプレイらしさが感じられる外観だ

 スタンドは上35度、下5度のチルト調整が可能だ。台座から立ったスタンドの中央付近が折れ曲がる独特な機構は、スタンダードモデルの「FlexScan EV2750」などと共通化されている。上方向に35度というのは、このサイズの液晶ディスプレイとしてはかなり倒せるほうだ。

 画面の高さ調整は155ミリの範囲で行える。画面をかなり設置面に近いところまで下げることが可能だ。ただし、上側にチルトした状態ではスタンドの折れた部分より先が昇降するので、設置面ギリギリまでは下げられない。スタンドの台座はゲーミングディスプレイらしい直線的な形状が目を引く一方、スイベル(左右の首振り)調整は非対応だ。

昇降(1)昇降(2) 高さ調整は155ミリと十分な調節範囲がある(写真=左)。最も下げたところでは接地面にかなり近づけることができる(写真=右)
昇降+チルト(1)昇降+チルト(2) スタンドの途中が折れるチルト方式を採用しており、上35度まで倒れる(写真=左)。画面を倒したまま、位置を下げるとこのような状態になる(写真=右)

 画面は右回りにも左回りにも90度回転でき、縦位置表示で使うこともできる。画面を縦に使うシューティングゲームなどでも活用できそうだ。

縦位置表示 画面は右にも左にも90度回転でき、このような縦位置で表示できる。縦シューでの活躍にも期待できる

映像入力は4系統、USB 3.0ハブも装備

 映像入力などの端子は液晶ディスプレイ部の背面に下向きで並んでおり、HDMI×2、DVI-D×1、DisplayPort×1の4系統と音声入出力、ディスプレイコントロールおよびUSBハブ機能のためのUSB 3.0アップストリームポート(Type-B)×1を備えている。また、アクセスしやすい左側面には、USB 3.0ハブ(Type-A)×2とヘッドフォン出力端子がある。

 内蔵スピーカーは1.0ワット+1.0ワットと簡易的なものなので、ゲームの音質に配慮するならば、別途外付けスピーカーを用意したい。

インタフェース 映像入力端子はHDMI×2、DVI-D×1、DisplayPort×1の4系統と、現行の主要インタフェースをカバーしている。音声入出力、ディスプレイコントロールおよびUSBハブ機能のためのUSB 3.0アップストリームポート、非使用時の電力をカットする主電源スイッチも備えている
本体の左側面には2ポートのUSB 3.0ハブ機能(写真=左)とヘッドフォン出力端子(写真=右)がある

操作ボタンは補助的な役割

 本体側のディスプレイ設定用(OSDメニュー用)ボタンは、正面から見て右下の背面側に位置している。電源ボタンと、少し離れたところにジョイスティック風のコントロールボタン、カラーモード切り替えボタン、入力信号切り替えボタンが並んでおり、ディスプレイの下辺をつまむようにして操作するユニークな仕様だ。

 ボタンに触ると、画面上にボタンの位置と機能を示す操作ガイドが表示されるが、ボタンの位置が背面にあるため、操作性はよいものではない。FORIS FS2735の場合、スマートフォンのアプリやWindows上からディスプレイの各種設定ができるため、ハードウェアボタンは補助的な位置付けとして割り切ったのだろう。

背面のボタン 背面に設けられたディスプレイ設定ボタン。一番左の少し離れたところにあるのが電源ボタンで、右のグループは左から順にコントロールボタン、カラーモード切り替えボタン、入力信号の切り替えボタンだ。ジョイスティック風のコントロールボタンを採用し、最小限のボタン数に抑えている
ボタンの操作 このように背面のボタンは、ディスプレイの下辺をつまむようにして操作する。画面上にボタンの位置と機能を示す操作ガイドが表示される工夫もあるが、スマートフォンやPCから設定を行うほうが楽だ

設定項目の豊富さはさすがにEIZO

 ディスプレイの設定項目は豊富で、ここはさすがEIZOディスプレイと言える。前述した独自のゲーム向け機能に加えて、輝度(ブライドネス)、コントラスト、ケルビン(K)値で指定できる色温度、ガンマ、色の濃さ、色合い、RGBのゲイン、黒レベル、コントラスト拡張、オーバードライブ(強、普通、オフ)、自動明るさ調整(Auto EcoView)など、細かな設定が可能だ。

 ガンマは1.6〜2.8の範囲で数値指定できるだけでなく、FPS(RTSよりさらに明るくする)、RTS(低階調を明るくする)といったゲーム向けガンマ設定もある(Power、sRGB、Paperも用意)。また、カラーモードも充実しており、ユーザーモードが6種類もあるほか、Game、Cinema、Web/sRGB、Paperといった用途別のプリセットもそろっている。

OSDメニュー OSDの項目はホームメニューの時点でかなり豊富だ。この中には、スマートフォン連携機能に関する「Bluetooth」や、ゲーミング向け機能である「Smart機能」なども含まれる
インジケーター 正面右下には2つのインジケーターがある。左側はスマートフォン連携機能「G-Ignition Mobile」のスマートフォン検出やスマートフォンからの通知情報の有無、右側は通常の電源ランプだが、省電力モードやFreeSync機能オンといった状態も表示される。なお、もう1つうっすら見えている黒い部分は周囲の明るさを検知するセンサーで、自動輝度調整による省電力機能「Auto EcoView」に用いられる

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