ドスパラの新スティック型PC「Diginnos Stick DG-STK2S」はどこが進化した?USB 3.0ポートも追加(1/3 ページ)

» 2016年03月07日 11時00分 公開

新たなCPU搭載でパワーアップ

 サードウェーブデジノスは、スティック型PCに力を入れているメーカーの一つだ。今回紹介する「Diginnos Stick DG-STK2S(以下DG-STK2Sもしくは本製品)」も、前モデルの「Diginnos Stick DG-STK2F(以下DG-STK2Fもしくは前モデル)」から細部が変更され、使い勝手が大きく改善している。

「Diginnos Stick DG-STK2S」 「Diginnos Stick DG-STK2S」

 最大の変更点はプロセッサが世代交代した点だ。DG-STK2FではBay Trail世代の「Intel Atom Z3735F」(1.33GHz、4コア4スレッド)であるのに対して、本製品ではCherry Trail世代の「Intel Atom x5-Z8300」(1.44GHz、4コア4スレッド)に更新。製造プロセスが22nmプロセスから14nmに縮小されたことにより、内蔵しているグラフィックスのIntel HD Graphicsが第8世代に強化している。

 とくに実行ユニット数が4個から12個に増えているため描画性能が向上している。また、動画のハードウェアデコード機能が強化されており、YouTubeなどの動画再生もさらにスムーズになった。メモリについては前モデルと同様、2GBのDDR3Lとなる。ストレージも前モデルと同様にeMMC接続の32GBを採用している。デバイスマネージャから確認したところ、東芝製の「032G72」が使われていた。OSは前モデルと同じく、32bit版Windows 10 Homeを採用している。

「Diginnos Stick DG-STK2S」 デバイスマネージャーのキャプチャ画面。ストレージは東芝製「032G72」、ネットワークアダプタには「Intel Dual Band Wireless-AC 3165」が使用されている
CPUZGPUZ プロセッサにはCherry Trail世代の「Atom x5-Z8300」を採用。ほかのスティック型PCで使用されているAtom Z3735Fでは定格時1.33GHz、ターボモード時1.83GHzであるのに対し、Atom x5-Z8300では定格時1.44GHz、ターボモード時1.84GHzに速度が改善。Intel HD Graphicsは動作クロック自体は定格時200MHz、ターボモード時500MHzと低下しているものの、実行ユニット数が増えていることにより、総合性能が向上した

 スティック型PCのネットワーク機能は無線LAN接続が基本となっているが、本製品はこちらも強化している。前モデルのDG-STK2FではIEEE802.11 b/g/nへの対応であったのに対し、新モデルであるDG-STK2Sでは、IEEE 802.11 a/b/g/n/acと、最新のIEEE 802.11 acに対応しただけでなく、IEEE 802.11aにも対応した。ネットワーク環境は人それぞれバラバラであり、IEEE 802.11aでないとうまく接続できない環境もあるため、対応システムは多い方がいい。

 これはスティック型PC共通の課題ともいえるが、本体がコンパクトでアンテナが短いことから、無線LANの電波の入り方はそれほど良くない。安定した速度で使いたいのであれば親機から5m以内に設置したほうがいいだろう。一軒家で階をまたぐ場合などは、無線LAN中継器の導入といった対策が必要になるかもしれない。

 前モデルと同じくBluetooth 4.0にも対応しており、Bluetoothキーボードやマウス、スピーカーといった周辺機器が利用できる。ただし、前モデルと同様の注意点として、初期のセットアップやシステムのリカバリー時にはUSBキーボードが必須となる。Bluetooth機器は一度OS側でのペアリング作業を行わないと利用できないためだ。購入して使用する前にはUSBキーボードを用意しておこう。

前モデルと同様にHDMI延長ケーブルが付属し、また前モデルにはなかったHDMI用のキャップも付属するようになった。

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