PC USER Pro

「Surface Book」徹底検証――37万円の最上位機はどれだけ速い?Surface Pro 4やライバルと比較(4/7 ページ)

» 2016年03月09日 11時00分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

NVIDIA GPUの有無でグラフィックス性能はどう変わる?

 3D描画性能のテストは3DMarkで行った。Sky DiverとCloud GateがメインストリームPC(CPU内蔵GPUシステム)向けのテストで、前者がDirectX 11ベース、後者がDirectX 10ベースのテストだ。FireStrikeはゲーミングPC(グラフィックスカード搭載システム)向け、Ice Storm Unlimitedはスマートフォンやタブレットが対象となる。

 まずはパワフルラップトップモードでのスコアに注目したい。内蔵GPUコア強化型のCore i7-6650U(Intel Iris Graphics 540内蔵)を搭載するSurface Pro 4に対して、SkyDiverで31%、FireStrikeでは60%とはっきり優位がある。

 また、GPUコア強化型でさらにTDP 28ワットのCore i7-6567U(Intel Iris Graphics 550内蔵)を搭載するVAIO Zクラムシェル(ハイスペック構成)と比べても、SkyDiverで2.4%、FireStrikeで26%上回っており、dGPU搭載モデルの面目は保った。

 ただし、描画負荷の軽いCloud Gate、ICE Storm UnlimitedではVAIO Zに逆転を許しているほか、Surface Pro 4に対しても差がかなり縮まっており、その恩恵は高負荷時に限られる結果となった。

 クリップボードモードでの計測結果は、FireStrikeで868、SkyDiverでは3627だ。パワフルラップトップモード時の半分以下のスコアにとどまっている。このスコアは、CPU内蔵GPUが共通化されているSurface Pro 4のCore i5モデル(Intel HD Graphics 520内蔵)とほぼ同じだ。

3DMark 1.5.915 3DMark 1.5.915のスコア
3DMark 1.5.915のスコア比較
モデル Surface Book(Core i7) Surface Book(Core i7) Surface Pro 4(Core i7) Surface Pro 4(Core i5) VAIO Zクラムシェルモデル
テスト時のスタイル パワフルラップトップモード クリップボードモード キックスタンド利用+Type Cover装着 キックスタンド利用+Type Cover装着 クラムシェルノート
GPU NVIDIA GeForce GPU Intel HD Graphics 520 Intel Iris Graphics 540 Intel HD Graphics 520 Intel Iris Graphics 550
Fire Strike
Fire Strike 1906 868 1192 858 1513
Graphics Score 2042 932 1256 929 1603
Physics Score 5376 5221 5467 4781 5844
Combined Score 774 315 468 307 598
Sky Diver
Sky Diver 6409 3627 4890 3676 6260
Graphics Score 6550 3455 4838 3530 6388
Physics Score 5372 5016 5461 4781 5814
Combined Score 7352 3489 4552 3553 6053
Cloud Gate
Cloud Gate 7826 5800 7477 6032 8592
Graphics Score 11307 6945 11259 7783 12953
Physics Score 3767 3679 3437 3376 3945
ICE Storm Unlimited
ICE Storm Unlimited 87872 63164 84878 66308 107867
Graphics Score 122278 76902 109214 78857 157328
Physics Score 44273 39633 47687 42588 51358

 FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク(FF14ベンチ)は、DirectX 9モードでエラーが出てしまい計測できなかったが、DirectX 11モードのスコアは良好だ。1920×1080ピクセルでも「快適」評価のスコアが出ている。VAIO Zクラムシェルモデルとの比較では、1920×1080ピクセル時で36%、1280×720ドット時で51%と、3DMarkよりも大きなスコア差が生じた。

FF11ベンチ(1) FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドのスコア。標準品質(ノートPC)/1920×1080(DX11)
FF11ベンチ(2) FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドのスコア。標準品質(ノートPC)/1280×720(DX11)
FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドのスコア比較
モデル Surface Book(Core i7) Surface Pro 4(Core i7) Surface Pro 4(Core i5) VAIO Zクラムシェルモデル
テスト時のスタイル パワフルラップトップモード キックスタンド利用+Type Cover装着 キックスタンド利用+Type Cover装着 クラムシェルノート
GPU NVIDIA GeForce GPU Intel Iris Graphics 540 Intel HD Graphics 520 Intel Iris Graphics 550
標準品質(ノートPC)/1920×1080(DX11) 4647(快適) 2505(やや快適) 1925(設定変更を推奨) 3422(やや快適)
標準品質(ノートPC)/1280×720(DX11) 8897(非常に快適) 4344(快適) 3698(快適) 5892(とても快適)
標準品質(ノートPC)/1920×1080(DX9) エラー 3879(快適) 2855(やや快適) 5020(とても快適)
標準品質(ノートPC)/1280×720(DX9) エラー 6671(とても快適) 4961(快適) 8442(非常に快適)

 CINEBENCH R15におけるOpen GLテストの結果も確認しておこう。こちらはDirectXベースのテストほど優位はなく、VAIO Zクラムシェルモデルのスコアに届かなかった。描画負荷が軽いテスト内容だからかもしれない。

CINEBENCH R15のスコア比較
モデル Surface Book(Core i7) Surface Book(Core i7) Surface Pro 4(Core i7) Surface Pro 4(Core i5) VAIO Zクラムシェルモデル
テスト時のスタイル パワフルラップトップモード クリップボードモード キックスタンド利用+Type Cover装着 キックスタンド利用+Type Cover装着 クラムシェルノート
CPU Core i7-6600U Core i7-6600U Core i7-6650U Core i5-6300U Core i7-6567U
Open GL(fps) 65.54 41.38 59.51 40.08 66.38

記事冒頭の目次に戻る↑

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  3. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  4. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  5. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  6. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  7. Garmin、液晶非搭載の軽量スマートバンド「CIRQA Smart Band」 (2026年07月23日)
  8. 背中に「インテル、付いてる」ロボットも登場! 40年の実績を持つロボティクス分野で攻勢をかけるワケ (2026年07月24日)
  9. ACASIS、5ベイ搭載Type-C外付けHDDケースなど2製品を発売 (2026年07月24日)
  10. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー