プロカメラマンから見た「DAIV」の魅力プロを満足させるクリエイター向けPC

» 2016年04月14日 15時00分 公開

好感のもてるマウスコンピューターのPC作り

クリエイター向けブランド「DAIV」のミニタワー型デスクトップPC。オリジナルデザインの個性的なフロントマスクだ

 マウスコンピューターのデスクトップPCと出会ったのはもう20年前になるだろうか。そのころから雑誌の「PC USER」の撮影をしていたのだ。

 新製品が出るたびに、スタジオに運び込まれたPCを撮影し、バラし、時にはマザーボードを取り外して撮影することが日常だった。

 ひとつひとつの部材を他メーカーと比較できることもあって、僕の中でのマウスのPCの評価は段々と高まっていった。値段がリーズナブルなこともあるが、メイドインジャパンのせいなのか、作りがとても丁寧なのである。

 例えば、電源コードの取り回し一つ取っても、ちゃんとフロントから入った風が背面にきれいに流れて行くように、絶妙なところでまとめて留めてある。放熱がいかに大事なのか知っている人が作ったPC、ということが見た目で分かったのだ。

 そのため、僕は妻と娘には迷わずマウスコンピューターのデスクトップ(ミニタワーとスリムタワー)を買い与えた。今もなんの問題もなく動いている。

自作ではこだわりにも限界がある

 僕はといえば、やはりWindowsマシンにこだわりがあったので、自分で部材を選んだ自作デスクトップをメインマシンとして使っている。Photoshopでしか使わないマシンなのでケースには特にこだわったつもりだ。良いマシンだが、やはりちょっと不満はある。ケースは、内部の部品をアップグレードしつつ、長く使うものなので細かいところが気になる。僕の選んだケースは、メインスイッチが重いのである。思い切り押し込まないとスイッチが入らない。仕事を始めようとする時に、軽く面倒な気持ちになる。

 マウスコンピューターからクリエイター向けの「DAIV」というブランドが発表され、そのデスクトップがスタジオにやってくると言うので、撮影のあとに使わせてもらうことにした。

フロントのアミは磁石でくっついているのですぐに取り外せ、5インチベイが3つ現れる。後々の拡張に余裕がある

CPUのすぐ横に排気ファンがあり、熱対策は万全

いつもながら芸術的な電源ケーブルの取り回し。自作のお手本のようだ

フロント下側のカバーも磁石で留まっている。ホコリを防ぐメッシュカバーは簡単に取り外せるので掃除も簡単だ

 撮影はひとつひとつの部分を確かめるように進んだ。まず考えぬかれたケースに感心する。この辺が完全な自作機ではできない。フロントのカードリーダー(高速なUHS-IIのSDメモリーカードに対応)へのアクセスの楽さ、後ろ足に2つの車輪が付いていて、前方のバーを持ち上げると簡単に本体を取り回せることなど、よく練り上げられていると思った。これは本体をデスク下に突っ込んだ場合、簡単に引き出せるので便利なのだ。

後部の車輪。直進だけでなく回転もできる

クリエイターをその気にさせるPC

 僕もクリエイターのはしくれなので「RAW現像向けコンセプトPC」などと銘うたれると心をくすぐられるものがある。しかし、まあまあ速いCPU、十分なメモリ、そして速いSSDがあれば静止画の現像は問題なくできる。動画編集のクリエイターとは違い、爆速のマシンパワーにこだわっている訳ではない。TIFFで100MBぐらいの写真ならストレスなく処理できる。

特徴的なフロントパネル

 だとしたらこのマシンの重要なところは、クリエイターの心をハイにすること、とても細かい部分のこだわりになってくる。と思って探したら、あった。

 フロントパネルの上部にアルミ製ヘアライン加工のパネルがあるのだ。これだけで高級感が一気に高まる。そして一見オーディオのボリュームダイヤルのように見えるアルミ削り出しのつまみ。その側面には直線に削ったローレット(ギザギザ)加工が施されている。これがメインスイッチだと言うのだから恐れいった。

 右に回すと指先に引っかかりがあって、カチリと心地良い音がする。うれしくて何度も繰り返してしまう。

 僕のメインマシンの5インチベイには、マニュアルのファンコントローラー(カニエ製)が付いていて、そこにはDAIVと同じようなアルミのつまみが二個ついている。良いデザインは普遍で、人を幸せにすると思っている僕は、同じ考えのデザインに出会えてうれしかった。

 マウスコンピューターのPCに問題がないのはすでに長い時間をかけて経験済みだから、パフォーマンス面でもきっと満足のいく出来に仕上がっているのだろう。久しぶりに良いデスクトップPCを撮影した。

マウスコンピューター/G-Tune

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