最近のストレージ関連では、値下がりが止まらない大容量SSDが注目されているが、HDDも話題性の高い新製品が登場している。
ウエスタンデジタルの新シリーズ「WD Gold」シリーズで、税込み7万5000円前後の8TBモデルと6万円前後の6TBモデル、3万8000円前後の4TBモデルの3種類。かつての同社のHDDシリーズ名についた「Caviar(キャビア)」の名残りから、この新製品を“金キャビ”と呼ぶショップもみられる。
WD Goldは24時間365日稼働するデータセンター向けに開発されたシリーズで、MTBF(平均故障間隔)は8TBモデルで250万時間、6TBと4TBモデルで200万時間に達するほど高い耐久性と信頼性を備えている。メーカー保証も5年間と長い。なお、8TBモデルはヘリウムガスでディスク回転時の抵抗を減らす「HelioSeal」技術を採用している。ディスク回転数はいずれも7200rpmだ。
高価なモデルのため、数量が売れることを期待する声は少ない。BUY MORE秋葉原本店は「個人だとなかなか手が出せないレベルの商品だと思いますが、長期間動かして、かつ速度も求めるとなると狙う人もいるかもしれません。まあ、データセンター向けなので、あこがれ枠に入るかなと。そういう存在も必要ですからね」と話していた。
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