「Radeon RX 480」は199ドル 競合を圧倒する高コスパをAMDがアピールCOMPUTEX TAIPEI 2016

» 2016年06月01日 18時21分 公開
[本間文ITmedia]

 米AMDは、COMPUTEX TAIPEI 2016において記者発表会を開催し、“Polaris”(ポラリス)の開発コード名で知られる「Radeon RX 480」のエントリーモデルを199ドルで、6月29日に市場投入する計画を明らかにした。

Radeon RX480を披露するラジャ・クドリ氏

Polarisアーキテクチャを採用する最初のグラフィックスカード「Radeon RX480は、199米ドルからスタートする

Radeon RX480

Radeon RX480の背面。基板長がかなり短いことが分かる

 AMDでグラフィックス製品の開発を指揮する、RADEON Technologies Groupの代表兼チーフアーキテクトのラジャ・クドリ氏は「Radeon RX480をデュアルカード構成で組んでも500ドル以下で済む上、グラフィックスパフォーマンスのみならずCPUへの負荷も、某社の700ドルクラスのカードより優れている」と、暗にNVIDIAのGeForce GTX 1070より、コストパフォーマンスに優れるとアピールした。なお、同氏は、Radeon RX480のスペックとして下記のデータを公開している。

Radeon RX480
TFLOPS: 5TFLOPS以上
Compute Unit: 36
メモリ帯域: 256GB/s
データレート: 8Gbps
メモリサイズ: 4GB/8GB DDR5
メモリビットレート: 256bit
消費電力: 150W
VRプレミアム: YES
AMD FreeSync: YES
DisplayPort: 1.3/1.4 HDR

※記事初出時、仕様の一部に誤りがわりました。おわびして訂正します

 Polarisが、従来のGCNアーキテクチャを同じ、1CUあたり64基のコアを統合する構成を採るのであれば、36基のCU(Compute Unit)を備えるRX 480は、36×64=2304コアを統合している計算になるが、アーキテクチャの詳細などについては、明らかにされなかった。

Radeon RX480の概要

従来製品に比べ、14nm FinFETプロセスの採用により、従来製品に比べて1.7倍のパフォーマンス/ワット(電力あたりのパフォーマンス)を実現。さらに、アーキテクチャの改良なので、最大2.8倍のパフォーマンス/ワットを達成するという

デュアルGPU構成を採れば、GTX 1080よりも優れた性能をより安く、よりCPU負荷も少なく実現できるとアピール

 また、同社CEOのリサ・スー氏は年内に市場投入を計画中の“Zen”アーキテクチャを採用する次世代デスクトップCPU「Summit Ridge」(サミット・リッジ:開発コードネーム)を今四半期末より一部パートナーに向けてサンプル提供を開始し、従来のコミットどおり、年内の市場投入と、ZenアーキテクチャのサーバおよびAPUヘの展開も予告した。

 さらに、同社は第7世代のAMD AシリーズAPUを正式発表し、DDR4メモリへの対応などが明らかにされるとともに、PCベンダーによる同プロセッサ搭載製品も公開された。なお、発表会の詳細については、別途お届けする。

Zenアーキテクチャを採用した最初のCPUとなるSummit Ridgeを披露するリサ・スーCEO

Zenアーキテクチャを採用するデスクトップCPU“Summit Ridge”は、8コア16スレッド構成で、Socket AM4プラットフォームが採用されることが明らかに

AMDは、Zenコアをサーバーやモバイル、組み込み向けにも拡大していく

Summit Ridge

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