プレイ歴半年の高校生がプロに勝利――AVAプロゲーマー対決 2016 SummereSportsイベントリポート

» 2016年08月22日 19時13分 公開
[ITmedia]

 アキバの老舗PCパーツショップ「パソコンSHOPアーク」で、プロゲーマーと直接対戦できるゲームイベントが8月20日に行われた。

 ゲストは国内プロゲーマーチーム、DeToNatorのてっこぉ選手とS.monky選手、SunSisterからCherylNome選手の3人。当日は台風の影響で天候が崩れがちだったが、あこがれの選手と1on1で直接対戦できる貴重な機会ということもあり、会場には熱心なAVAファンがつめかけた。

会場はパソコンSHOPアークの店舗がある通運会館の2階

AVAファンが集い、熱い戦いを繰り広げた

 プロゲーマーとの1on1対決で見事勝利した高校生はAVA歴わずか6カ月。ただ、FPS自体は小学校4年生から遊んでいたという根っからのゲーマーで、「プロはやっぱりとても上手だったけど、事前に当たってないのが分かっていたので、SR(スナイパーライフル)戦に引き込めたのがよかったです」と対戦を振り返り、勝因は「作戦勝ち」と語ってくれた(対戦相手の得意なスタイルは近接射撃のアサルトタイプで、事前のAI戦でスナイパーライフルの精度が低いことに気づき、スナイパー戦を希望した。一般参加者はハンデとして武器を指定できる)。

 実は彼、クラン(AVAのチーム)の仲間3人で大会に臨んだが、リアルの大会に出るのは今回が初めて。さらにメンバー同士顔を会わせるのも初めてという。「みんな高校生ということは知っていて、ボイスチャットでいつも声を聞いているけど、やっぱり実際に会ってみるとイメージが違くてびっくりしました」と楽しそうに話す。「またここで大会をやるなら是非参加したいです」。

1対1の直接対決でプロに勝利した高校生(写真中央)と、同じクランのメンバーの高校生3人組。今回初めてリアルで顔を会わせたという。ほかの二人も参加者同士の3on3対戦で見事準優勝を勝ち取った。ちなみにクランの雰囲気は「みんなでわいわい楽しむ“まったり系”」だそう

 大会を主催したMSIの中原氏は、「こうしたイベントを通じてゲーマー向けPCを作っている私たちとファンとの絆を強くしたい。アークさんとの共催はこれで3回目ですが、(アークは)コアなゲーマーに支持されているフラッグシップ店なので、私たちがアピールしたい層と一致している」と話し、「世界的に流行しているeSportsの波を日本にも伝えていければ」と期待する。また、パソコンSHOPアークの浦田氏も「天候は悪かったですが、熱いファンが集まってくれてよかったです。今回施設(通運会館2階)を改装したので、継続的にイベントを実施していきたいですね」と手応えを感じた様子だった。

会場には先日発表されたMSIのGeForce GTX 10シリーズ搭載ゲーミングノートPCが展示されていた

14型の小型ボディにGTX 1060を詰め込んだ“VR Ready”のゲーミングノートを使ってヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」を活用するVR体験ブースも用意された

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