モバイルノートが怪物ゲーミングPCに変身する「Razer Core」を試してみたGPUをノートPCに外付け(4/5 ページ)

» 2016年10月21日 06時00分 公開
[ドリキンITmedia]

ベンチマークテストが示したRazer Coreの実力

 ベンチマークテストの結果についても触れておきます。Razer Blade Stealth単体と、Razer CoreにGeForce GTX 980 Ti搭載カードを装着した状態で、スコアを比較してみました。

 まずはPCの総合的な性能を測定するベンチマークテストのPCMark 8を実行しましたが、このテストはGPU性能にほとんど左右されないため、Razer Coreの有無にかかわらず、ほぼ同等のスコアでした。Razer Core搭載時の方が若干スコアが低いのですが、Windows 10のバージョンなども違うのでほとんど誤差の範囲と言えます。

Razer Core PCMark 8 Homeのスコア比較。左がRazer Core(GeForce GTX 980 Ti)接続時、右がRazer Blade Stealth単体利用時

 次に、3Dグラフィックス性能を測定する3DMarkのFire Strikeテストを実行してみました。この場合の結果は明らかで、Razer Blade StealthのCPU内蔵GPUと比べて、GeForce GTX 980 Ti搭載カードを装着したRazer Coreでは10倍近くもスコアが上がりました。

Razer Core 3DMarkのスコア比較。左がRazer Core(GeForce GTX 980 Ti)接続時、右がRazer Blade Stealth単体利用時

 この3Dグラフィックスの性能向上は、実際にゲームをプレイする場合にも体感できるレベルです。対戦格闘ゲーム「ストリートファイターV」の設定をNVIDIA GeForce Experienceで最適化したところ、2048×1152ピクセルの解像度で最高画質設定をおすすめされました。Razer Blade Stealthの高品質な内臓液晶ディスプレイでストリートファイターVが快適に動作する様子は、ゲーマーとして感動モノです。

Razer Core Razer Core(GeForce GTX 980 Ti)を接続したRazer Blade StealthでNVIDIA GeForce Experienceを使い「ストリートファイターV」の設定を最適化したところ、2048×1152ピクセルの解像度で最高画質に設定されました。高画質で快適にプレイできます

 もう1つ、話題のアクションシューティングゲーム「オーバーウォッチ」をRazer Core(GeForce GTX 980 Ti搭載)でプレイしてみましたが、2014×1152ピクセル解像度のウルトラ画質設定でも、フレームレートは常時70〜90fpsくらいで安定していて、快適なプレイが可能でした。

Razer Core Razer Core(GeForce GTX 980 Ti)+Razer Blade StealthでNVIDIA GeForce Experienceを使い「オーバーウォッチ」の設定を最適化したところ、2048×1152ピクセルの解像度でウルトラ画質に設定され、こちらも快適にプレイできました

 バススピードが違うので、グラフィックスカードをデスクトップPCのマザーボードに直接装着したときより、多少パフォーマンスは低下しますが、それ以上に単体のノートPCからのパフォーマンス向上効果は大きくなっています。

装着するグラフィックスカードはサイズに注意

 もう1つ、僕がデスクトップPC用に普段使用しているGeForce GTX 1080搭載カードがあるので、こちらでもベンチマークテストを取ってみようと思ったら、意外なワナにはまりました。

 手元のGeForce GTX 1080搭載カードはMSIのオーバークロックモデル「GeForce GTX 1080 ARMOR」で、大型のファンが2機搭載されています。このグラフィックスカードの場合、横幅は問題ないものの縦幅がGeForce GTX 980 Ti搭載カードと比べても厚く、GPU補助電源用のコネクターがギリギリ干渉してしまって装着できませんでした。

 前述の通り、グラフィックスカードのサイズについては、2スロット仕様で152(幅)×310(奥行き)×44(高さ)mmまで収納可能とされています。

Razer Core 「MSI GeForce GTX 1080 ARMOR」をRazer Coreに装着しようとしたところ、GPU補助電源コネクターが引っ掛かってしまいました

 ケースから出したまま無理やりベンチマークテストをしようとも思ったのですが、Razer Coreの安全装置により、ケースにきちんと装着しないと電源が入らない仕組みになっていました。テストできなかったのは残念ですが、この辺りにも、製品としての完成度の高さが垣間見れました。

Razer Core 左のGeForce GTX 980 Tiと右のGeForce GTX 1080 OCモデルでは1080の方が少し大きいサイズです

 Razer Core自体はGeForce GTX 1080にも対応しているのですが、物理的なグラフィックスカードのサイズで干渉してしまう場合もあるので、購入時にはカードのサイズに注意してください。

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