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» 2017年02月27日 14時00分 公開

Creators Updateの次に来る「Windows 10 RS3」が本格始動鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ)

次々回のWindows 10大型アップデート「RS3」は、開発が本格的にスタートしたようだ。

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 「Redstone 2(RS2)」こと、Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」は間もなく、2017年3月中にも一般向けに配信される見込みだ。少々気の早い話だが、Microsoft社内では、既にその次に来る大型アップデート「Redstone 3(RS3)」の開発が始まったとみられる。

 なぜなら、開発中のWindows 10最新ビルド情報を更新し続けるBuildFeed.netという非公式サイトに、RS3の名称を冠した新ビルドが登場したからだ。現在も開発が続くRS2と分岐する形で、平行してRS3の開発が進められていると予想される。

Creators Update Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update(RS2)」は2017年3月中にも一般向けに配信される見込みだ

Windows 10開発中ビルドの番号が跳ね上がった理由

 BuildFeed.netは最新情報が反映されるまでに少しラグがあるが、2月27日現在ではWindows 10のビルド一覧に、「10.0.15141.1000」という番号を確認できる。ビルドされた日付は2月19日で、最も注目すべきはバージョンが「Redstone 3」と記録されている点だ。これがRS3における最初のビルドとみられる。

BuildFeed 2月19日に作成された「10.0.15141.1000」は「Redstone 3」の名を冠する初のビルドだ

 この一覧をさらにチェックすると、直前のビルドは2月21日の「10.0.15043.0」、その一つ前は2月19日の「10.0.15042.0」となっており、いずれもバージョンは「Redstone 2」とある。ビルド番号で古いはずの「10.0.15043.0」の方が、RS3とされる「10.0.15141.1000」より日付が新しい。

 つまり、このタイミングでRS2の完成度を高めるラインと、RS3の開発を進めるラインの2つに分岐したと考えられる。RS3の開発が既に始まっている一方で、「Feature Complete」したRS2の完成度を一般向け配信までに高めるべく作業が続いているのだろう。

BuildFeed 2月27日(日本時間)時点でのBuildFeed.netに記録された最新ビルド一覧

 Windows 10の開発がスタートして以降、このような形でビルド番号が2つに分岐したのは「Windows 10 Mobileとのビルド番号共通化」のために調整が入ったときのみで、基本的にはほぼ毎日1〜2のペースでビルド番号が少しずつ上昇している。

 また、(Windows 10以降はこの名称で呼ばなくなったものの)「RTM(Release To Manufacturing)」に該当する正式版相当のビルドをリリースしたタイミングでしばらくの間は番号の上昇がストップし、末尾4桁のリビジョン番号のみが上昇する状態となる。

 これはビルドとして内容に大きな変化がない一方で、月例パッチに相当するアップデートが行われていることを意味する。そして小休止が続いた後に、再びビルド番号のカウントアップが始まるが、このときにRS2からRS3のような形でOSバージョンが移行する。

 以上を踏まえると、本連載では「Creators Updateのビルド番号がBuild 15060前後になる」と予想していたが、そこから若干のズレが生じる可能性がある。一般向け配信である「Current Branch:CB」の開始までにはまだ時間があるが、もうしばらくこうしたブラッシュアップの日々が続くだろう。

BuildFeed 現在各リングに配信されている最新ビルドの番号(2月27日時点)

Fast Ring向けの最新ビルド「Build 15042」はここが変化した

 このようにPC、モバイル、Xboxにそれぞれ新ビルドが配信されたわけだが、直前の最新版である「Build 15031」の配信が2月9日に開始されてから2週間以上アップデートがなく、Windows Insider Program参加者は幾つかの大きな不具合がなかなか修正されずに不満を覚えていたかもしれない。

 特に同ビルドには「設定」アプリの「デバイス」画面が開けないといった致命的なバグが存在しており、Bluetoothデバイスがペアリングできずに困っているという声が非常に多かった。

 2月24日(米国時間)、Windows Insider ProgramのFast Ringユーザー向けに公開された「Build 15042」では、これら既知の問題が多く修正され、ようやく不自由が解消されたとみられる。

 Build 15042でのアップデートは、「初回セットアップ(Out Of Box Experience:OOBE)におけるCortanaのアニメーション追加」と、「Flashコンテンツの実行がEdgeブラウザにブロックされたことの明示とそれを解除するボタンの追加」の2つがある。ただ以前にも説明したように、RS2(Creators Update)は既にFeature Completeに達した状態であり、今後RS3の登場まで新機能の追加は基本的にない。

Build 15042 Build 15042では、初回セットアップにおけるCortanaのアニメーションが追加された
Build 15042 Flashコンテンツの実行がEdgeブラウザにブロックされたことの明示と、それを解除するボタンの追加も行われた

 実際、Build 15042に達したタイミングでWindows 10の開発中ビルド(Insider Preview)であることを示すウオーターマーク(デスクトップ画面右下に表示されるビルド番号等の表記)が消滅しており、これは間もなく「最終版」がリリースされることを意味している。

 問題はRTMに該当する正式版に到達するのがいつかという点だが、Insider Previewで今後2〜3週間以内、一般向け配信(CB)でさらに1〜2週間後とみている。恐らくCreators Updateの正式配信は3月後半程度が妥当だろう。

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