外出先でも自宅のマルチディスプレイ環境を再現したい! 15.6型のIPS液晶搭載「On-Lap 1503I」を試す(3/4 ページ)

» 2017年04月05日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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 二股に分岐している理由は、USBポート1つでは給電能力が足りない場合に別のポートから追加で給電するため。1つ目だけで動作するならば、2つ目は差し込まなくとも問題ない(今回手持ちのPCで試した場合は1ポートで問題なく動作した)。

photo HDMIケーブルで映像信号、USBケーブルで電源およびタッチ信号を伝送する。USBケーブルは二股に分かれているが十分な電源を供給できるようなら片方のコネクターはこの写真のように余らせておいてもよい

 試しに市販品のUSB Type-Cケーブルに交換してみたが、こちらも問題なく動作した。二股のうち一方を接続しないままの状態で使うのは見栄えがよくないので、このように二股でないタイプに交換して使うのもありだろう。

 このUSBケーブルはタッチ操作の信号も伝送するので、Windows 10と組み合わせると10点マルチタッチ操作も行える。出先での商談などで、ノートPCの画面は相手側に、本製品の画面側はこちらに向け、タッチで操作しながらプレゼンをするといった用途に使えるだろう。なお前述の市販ケーブルでも、タッチ操作は問題なく行えた。

photo Windows 10PCと組み合わせると10点マルチタッチによる操作が行える。タッチ信号はUSBケーブルで伝送されるため、USBケーブルをPCにつながずACアダプターから給電している場合、タッチ操作は行えない

 ちなみに付属のUSB-ACアダプターを使い、PCからではなくコンセントから給電することもできる。その場合はタッチ信号の伝送が行えないため、タッチ操作は行えない。なお、二股に分岐した一方をPCに接続し、もう一方はUSB-ACアダプター経由でコンセントにつないでからの給電に使うといった、変則的なつなぎかたも可能だ。

 もう1本のHDMIケーブル(本製品側はMicro HDMI、PC側はHDMIのタイプA)は純粋に映像信号だけを伝送する。このほかオプションではVGA(アナログRGB)ケーブルなども用意されており、HDMIコネクターがなくVGA(D-Sub 15ピン)コネクターしか用意されていないノートPCとの接続にも対応する。

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