同社Webサイトにアクセスし、「コントロールセンターユーティリティー」をダウンロードしてPCにインストール。起動してスキャンすると対象のNASが表示されるので、画面の案内に従っていくだけで、ソフトウェアのダウンロードからインストール、設定まで全ての作業が完了する。所要時間は10分程度。
手順はSynologyに酷似しているが、コントロールセンターユーティリティーのダウンロードとインストールが必要な分だけ手間が掛かる。全体的な分かりやすさについて遜色はない。5点満点で4点。
同社Webサイトにアクセスし、製品本体背面のシールに書かれたシリアルナンバーを入力してファームウェアをダウンロード。その後ダウンロードしたファイルを解凍して生成された2つのファイルを別途用意したUSBメモリにコピーし、本体全面のUSBポートに挿入した状態で電源を入れることで、ファームウェアがインストールされる(所要時間はおよそ5分)。
終了すると電源が自動的に切れるのでLANケーブルを接続して再起動し、ブラウザからログインして初期設定ののちユーザーを追加、共有フォルダへのアクセス権限を追加して初めて書き込みが行えるようになる。所要時間の長さ、煩雑さともに他の3製品の比ではなく、またUSBメモリも自前で用意する必要があるなど、あらゆる点で改良の余地がある。5点満点で1点。
Synology、QNAP、ASUSTORの3製品はデスクトップを模したウェブインタフェース画面を採用しており、インストール手順も酷似しているが、PC側にソフトウェアをインストールしなくとも全ての操作を完結させられるSynologyに一日の長がある。
アイ・オーは手順の煩雑さもさることながら、操作を間違った際にそのことを知る手段がLEDしかないのも難点で、PCのスキル以前に相当な忍耐力を必要とされる。
→・第2回:エントリー向けNASキット4製品を徹底比較 読み書き速度・駆動音・バックアップ設定編
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