Radeon RX 580 XTR登場 アキバでの評判は古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2017年05月15日 12時17分 公開

Radeon RX 580の高クロック版「580 XTR」タイプが街に出回る

 4月後半から、GDDR5Xメモリを高速化したGeForce GTX 1080カードとGTX 1060カードが複数メーカーから登場しているが、Radeon陣営でもマイナー強化モデルが見られるようになった。Radeon RX 580の高クロック版GPU「RX 580 XTR」がそれだ。

 先週はGIGABYTEから「GV-RX580XTRAORUS-8GD」が、MSIから「RADEON RX 580 GAMING X+ 8G」が売り出されている。税込み価格は順に4万1000円前後と3万9000円前後となる。

GIGABYTE「GV-RX580XTRAORUS-8GD」

MSI「RADEON RX 580 GAMING X+ 8G」

 RX 580 XTRはAMDからの正式アナウンスはまだないが、メーカーサイトの仕様表では別個のGPUとして扱われており、「おそらくRX 580の選別品」と捉えているショップが多い。TSUKUMO eX.は「元のモデルと比べても2〜3000円高いだけなので、せっかくだからと選ぶ人も多いんじゃないかと思います」と話していた。

 ただし、ゲーム用途でのブレイクを期待する声はあまり大きくない様子。某ショップは「ドライバが成熟するまで時間がかかる問題もありますが、ゲーム自体がGeForce環境で開発したタイトルが多いというとこともあるので、そう簡単には拮抗しないでしょう」と話す。

 実際、需要が伸びていると感じられるのは非ゲームの高解像度環境とか。ドスパラ パーツ館は「4Kでそこそこ快適な環境を安くつくるならRadeon RX 570/580あたりが第一選択になるので、フォトレタッチや動画鑑賞などの目的ではけっこう選ばれています」と現状を伝える。

「RADEON RX 580 GAMING X+ 8G」とベースモデルが並ぶ、TSUKUMO eX.のショーケース

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