第8世代Coreシリーズの対応ソケットはLGA1151v2となる。前世代とソケット形状は同じだが電源の仕様が異なるために互換性はない。現時点では、同時に売り出されたZ370チップセット搭載マザーボードとの組み合わせが必須となる。
Z370はIntel 300シリーズに属するチップセットで、仕様面ではZ270とほぼ同等となる。オーバークロック設定が可能で、チップセットの帯域数は30レーン(GEN3)となる。PCIe接続のM.2やUSB 3.1もサポートする。マザーベンダー各社からもZ270世代の仕様に近いモデルが初回から多数並んでおり、税込み価格は1万5000円前後から4万円前後までと幅広い。mini-ITXタイプも複数選べる状況だ。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「今回はマザー側の目立った進化がありませんからね。ラインアップは充実していますが、買い換えを喚起させる要素がどうしても少ない。当初はCPUの性能を目当てで乗り換える人が中心で、じわじわとメインストリームとして売れていくという感じになるんじゃないかと思います」と冷静に分析していた。
他店でも取り立てて人気を集めているモデルはなく、分散しているという回答が多かった。ただ、「今回はGIGABYTEが初回から売れているかも」(パソコンSHOPアーク)という声は複数聞いた。
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