第8世代CoreシリーズとZ370マザーが登場 アキバの反応は?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2017年11月06日 14時47分 公開

「だいたいCore i7-8700K目当て。だから問題ない」――第8世代Coreシリーズの反響

 前回のレポートの予定通り、11月2日に開発コード名「Coffee Lake-S」こと第8世代Coreシリーズが売り出された。ラインアップは以下の6モデルとなる。末尾にKがつくモデルはロックフリーになっており、CPUクーラーは同梱しない。

TSUKUMO eX.に貼られている第8世代Coreシリーズの価格表

型番 コア/スレッド数 クロック TDP 価格
Core i7-8700K 6コア/12スレッド 標準3.7GHz/ターボ4.7GHz TDP 95W 税込み4万8000円前後
Core i7-8700 6コア/12スレッド 標準3.2GHz/ターボ4.6GHz TDP 65W 税込み4万円強
Core i5-8600K 6コア/6スレッド 標準3.6GHz/ターボ4.3GHz TDP 95W 税込み3万3000円強
Core i5-8400 6コア/6スレッド 標準2.8GHz/ターボ4.0GHz TDP 65W 税込み2万3000円強
Core i3-8350K 4コア/4スレッド 4.0GHz TDP 91W 税込み2万3000円前後
Core i3-8100 4コア/4スレッド 3.6GHz TDP 65W 税込み1万5000円前後

 Core i7が前世代までの4コア/8スレッドから6コア/12スレッド、Core i5/i3もコアが2つ増えて6コア/6スレッド、4コア/4スレッドとなっているのが特徴だ。

 各店で売れ筋となっていたのは、最上位の「Core i7-8700K」。入荷数も6モデルのなかで抜きん出て多く、需要と共有のバランスがとれた状況になっている。TSUKUMO eX.は「Kなしモデルの在庫は薄いですが、初回はKつきが圧倒的に人気になるのでまあ問題ないです。むしろCore i5やi3のKつきがピンチですね」と話していた。

 ただ、シリーズ全体の売れ行きでみると、あまり威勢のいい声は聞こえてこない。パソコンSHOPアークは「Kaby Lakeが登場してまだ1年経っていないですし、こぞって乗り換えようという雰囲気にはなっていません。CPUの性能自体は上がっていますし、KシリーズはOC耐性が高いと言われているので、刺さる人には刺さると思いますが。今後を見守りたいですね」とみる。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の入り口にあるオブジェ

ドスパラ秋葉原本館にて。第8世代Coreシリーズ各種

 全体の勢いについては対応するZ370マザーの仕様も関係しているようだ。次のページで見ていこう。

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