前回のレポートの予定通り、11月2日に開発コード名「Coffee Lake-S」こと第8世代Coreシリーズが売り出された。ラインアップは以下の6モデルとなる。末尾にKがつくモデルはロックフリーになっており、CPUクーラーは同梱しない。
型番 | コア/スレッド数 | クロック | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|
Core i7-8700K | 6コア/12スレッド | 標準3.7GHz/ターボ4.7GHz | TDP 95W | 税込み4万8000円前後 |
Core i7-8700 | 6コア/12スレッド | 標準3.2GHz/ターボ4.6GHz | TDP 65W | 税込み4万円強 |
Core i5-8600K | 6コア/6スレッド | 標準3.6GHz/ターボ4.3GHz | TDP 95W | 税込み3万3000円強 |
Core i5-8400 | 6コア/6スレッド | 標準2.8GHz/ターボ4.0GHz | TDP 65W | 税込み2万3000円強 |
Core i3-8350K | 4コア/4スレッド | 4.0GHz | TDP 91W | 税込み2万3000円前後 |
Core i3-8100 | 4コア/4スレッド | 3.6GHz | TDP 65W | 税込み1万5000円前後 |
Core i7が前世代までの4コア/8スレッドから6コア/12スレッド、Core i5/i3もコアが2つ増えて6コア/6スレッド、4コア/4スレッドとなっているのが特徴だ。
各店で売れ筋となっていたのは、最上位の「Core i7-8700K」。入荷数も6モデルのなかで抜きん出て多く、需要と共有のバランスがとれた状況になっている。TSUKUMO eX.は「Kなしモデルの在庫は薄いですが、初回はKつきが圧倒的に人気になるのでまあ問題ないです。むしろCore i5やi3のKつきがピンチですね」と話していた。
ただ、シリーズ全体の売れ行きでみると、あまり威勢のいい声は聞こえてこない。パソコンSHOPアークは「Kaby Lakeが登場してまだ1年経っていないですし、こぞって乗り換えようという雰囲気にはなっていません。CPUの性能自体は上がっていますし、KシリーズはOC耐性が高いと言われているので、刺さる人には刺さると思いますが。今後を見守りたいですね」とみる。
全体の勢いについては対応するZ370マザーの仕様も関係しているようだ。次のページで見ていこう。
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