スマートスピーカーを使う機会が増えてくると、リビングにデスクまわり、さらにはベッドの枕元など、よく過ごす部屋や場所ごとに、1台ずつ設置したくなってくる。スマートスピーカーは基本的にどこに設置しても室内全域の声を聞き取れるとはいえ、アラームやタイマーのように手元で使う機能を多用していると、たとえ同じ室内であっても、手元にもう1台欲しいと感じることは多い。
もっとも、スマートスピーカーを複数導入するとなるとコストが掛かるし、複数の部屋に常設したいほどわけではない、というユーザーも少なくないだろう。
こうした場合に選択肢となるのが、1台のスマートスピーカーを、自宅内で持ち運んで使うという利用スタイルだ。普通のスマートスピーカーでこのような使い方をしようとすると、移動時に電源をつなぎ替える手間が生じてしまい実用的ではないが、バッテリー駆動が可能であれば、そのような手間は不要だ。
今回はこうしたニーズにぴったりな、Amazonの「Echo Dot」に追加することで持ち歩きを可能にするバッテリーパック、Smatreeの「SmaCup Plus」を紹介しよう。
SmaCup Plusは、Echo Dotをはめ込むことによって、Echo Dotを完全ワイヤレス駆動のスマートスピーカーへと変身させられる専用バッテリーパックにあたる製品。実売価格は税込みで4000円弱(2018年4月11日現在)だ。
これにより、自宅内で部屋から部屋へとEcho Dotを持ち歩いて手軽に使えるようになる。また、Wi-Fiは別途設定する必要はあるが、外出時に持ち出して車に載せて使うのも容易になるだろう。
利用にあたっては、最初に本体上部に取り付けられている、キャップの役割を果たすリング状の透明カバーを回して取り外す。続いて付属のMicro USBアダプターをEcho Dotに取り付ける。これを取り付けることによって、バッテリーとの接点をEcho Dotの背面から底部に持ってくる仕組みだ。
その次に、Micro USBアダプターを取り付けたEcho Dotを本体にはめ込んだ後、先ほど取り外したリング状の透明カバーを取り付け、Echo Dotが外れないよう固定すれば完了だ。ここまでと逆の手順をたどることによって、取り外しも容易に行える。
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