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Windows 10大型アップデート「April 2018 Update」は何が新しくなったのか鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/3 ページ)

» 2018年05月01日 16時00分 公開

見た目や細かな操作の改良も

 この他、UIまわりの改良としては、一定時間SNSなどの通知をストップする「集中モード(Focus Assist)」の採用、これまでコントロールパネルで分離していた設定項目の「設定アプリ」への統合、Cortanaノートブックのデザイン変更など、「Windows 10で見た目や操作が“こなれない”」と思っていたポイントが少しずつ修正されている。

 「設定」アプリは全体のデザインが少し変更されたが、Windows 8時代から引きずっていた「Win32時代の遺物」と呼べる部分が少しずつ整理されつつあり、ようやくWindows 10らしさを実現しつつあるといえる。

April 2018 Update 「設定」アプリは若干デザインがリニューアルされ、設定項目の幾つかが既存のコントロールパネルと統合されている
April 2018 Update 「Cortanaノートブック」など、検索やアシスタントまわりのUIもアップデート

 また「Fluent Design」と呼ばれる新しいUIも少しずつWindows 10の各メニューや標準アプリに浸透しつつある。

Edgeブラウザのコンテンツ閲覧機能を強化

 タイムラインと並んでApril 2018 Updateで大きく強化されたポイントとして挙げられるのがEdgeブラウザだ。今回は特にEPUBフォーマットやPDF閲覧機能の強化に加えて、読み取りビュー(Reading View)のさらなる改良など、コンテンツ閲覧の機能が全体に強化されている。

 ただ前述のように電子書籍の配信サービスは米国に限られ、Edgeで閲覧可能なコンテンツが限定的である現状を考えれば、Edgeブラウザ、特にPCでこれらコンテンツを見る機会は少ないと考える。UIの観点から強化されたポイントとしては「タブごとの“消音”(Mute)」機能があり、Edge上部のタブで右クリックして開くコンテキストメニュー内の項目で選択できる。

April 2018 Update 動画など音声再生機能が埋め込まれたWebページではタブごとの「消音」が可能

Edgeの可能性を広げるPWA対応

 Edgeに関してもう1つ重要なのが「Progressive Web Apps(PWA)」という仕組みだ。これはApril 2018 Update以降のアップデートで利用可能になるもので、Microsoftストアで配信されるPWAアプリをインストールして実行できる。

 詳細は以前のレポート記事を参照していただきたいが、いわゆる「Webアプリ」を「Universal Windows Platform(UWP)」アプリとしてパッケージングし、アプリストアでの配信を可能にしたものだ。

 通常のWebアプリと比べた最大の違いは「OSの通知サービスなどのデスクトップアプリ固有の機能をWebアプリから呼び出せる」という点にある。Windows 10でのPWAアプリの場合、通知サービスに加えて、「共有」機能でPWAアプリを呼び出したりと、通常のUWPアプリと同様に利用可能だ。

 Twitterアプリをはじめ、2018年に入ってからPWAアプリがMicrosofストアに多数登録され始めており、April 2018 Updateを適用したユーザーはすぐにでも利用を開始できる。

April 2018 Update TwitterのPWAアプリでは「共有」機能を使ってEdgeブラウザから直接ツイートも可能だ

 昨今、アプリベンダーはWindows 10 Mobile(もしくはWindows Phone)のアプリ市場や、Windows 10向けの“ネイティブ”なMicrosoftストアアプリ市場から撤退するケースが目立っているが、一方でPWAを介して同市場に再参入するケースもみられることから、今後Microsoftのアプリストアを盛り上げる要素の1つとなることが期待されている。

 Microsoft自身も2018年をPWA戦略強化の年と位置付けており、その動作のコアエンジンとなるEdgeの拡充と合わせて、大きな動きとなっていくだろう。

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