使い心地は高級機並? “異色”のパンタグラフキーボード「BSKBU510」レビューちょっと気になる入力デバイス(2/2 ページ)

» 2018年06月07日 06時00分 公開
[工藤剛ITmedia]
前のページへ 1|2       

 うんちくはこの程度にして、肝心の使い心地を見ていくことにしよう。前述の通り、本機は一般的なデスクトップキーボードと同様のストロークを持ちつつもパンタグラフ構造を採用しているのが特徴である。この構造が使い心地にどのように影響してくるのだろうか。

 まず驚いたのが「キーのぐらつきのなさ」である。安価なメンブレンキーボードでは、構造の単純さ故にキーがグラつきガチャガチャと音を立てるものが多いのだが、本機でそういったものは一切感じられない。

 打鍵感についても優れており、しっかりと押した感覚があり、安定して押下できる。音も静かで安価なキーボードにありがちな「ゴム特有のグニュグニュ感」がほとんど無いのが驚きだ。

 この入力感、どこかで感じたような……と手元のキーボードを触り比べてみたが、なるほど、これは東プレREALFORCEシリーズに近い入力感だ。REALFORCEシリーズは接点方式として静電容量無接点方式を採用しているが、アクチュエータはゴム椀であるので、ある意味では近くなりやすいのかもしれない。

 実際の所、筆者はパンタグラフ構造を採用したこのBSKBU510こそ、ゴム椀式メンブレン方式の1つの答えなのではないかと感じたほどだ。往年のゴム椀式メンブレンキーボードの良機としてはミネベアの「RT6652」シリーズや富士通の「FKB-321」シリーズなどがあるが、それらをも凌ぐ出来栄えだと自信を持っていえる。

角度調整スタンドを備える
キーボード上部を外し、ゴム椀のシートを露出させてみた

値段は少々張るがクリエイター以外にもおすすめできる一品

 そんな「ゴム椀キーボードのマスターピース」である本機だが、ネックとなる部分はやはり値段であろうか。販売価格は6000〜7000円程度と一般的なキーボードと比べ高めで、メカニカルキーボードも見えてくる価格帯となっている。全てのキーにパンタグラフ構造を採用する上で仕方のない部分はあると思うが、5000円以下であれば万人におすすめできるだけに少々残念なところ。

 とはいえ、価格対比で優れたキーボードであることには間違いない。高価に思えたとしても一度は触ってみてほしい一品だ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年