美しい液晶ディスプレイも大きな特徴だ。13.3型液晶ディスプレイの表示解像度は3840×2160ピクセルに対応。画素密度は約331ppiにも上る。視野角の広いIPS方式を採用し、輝度400nit、コントラスト比1500:1、色域sRGBカバー率100%というスペックだ。
エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」とカラーキャリブレーションツール「i1 Profiler」を使って計測した色域はsRGB面積比104.2%(カバー率98.7%)、輝度は452cd/m2、コントラスト比1323:1、色温度が7518Kだった。
目視の印象でも精細感やメリハリのある色彩は際立ち、至近距離でもドットは見えない。高解像度の写真や動画コンテンツを表示させると立体感がある。光沢仕上げのため、照明や外光の映り込みはあるが、輝度が高いために視認性への悪影響は最小限だ。
画面には、10点マルチタッチ対応のタッチパネルも搭載している。クラムシェル型でタッチパネルが必要なのかどうかは好みが分かれるところだが、プライベートで楽な姿勢で使ったりするには便利ではある。ただ、狭額縁デザインのため、画面の角度を調整する際にタッチパネルが反応してしまうということが何度かあった。表面のガラスにはCorning Gorilla Glass 4を採用。一般的なタッチパネル用ガラスと比べて2倍の耐損傷性を持つという。
CPUには、第8世代CoreのモバイルノートPC向けのUシリーズ(TDP 15W)を採用する。この第8世代Coreは開発コードネーム「Kaby Lake R」で知られるが、CPUのコア(メインとなる演算を行う部分)が従来比2倍の4つに増え、パフォーマンスが向上している。
第8世代Coreの性能をどこまで発揮できるかは、製品ごとの放熱設計によってかなり違ってくるが、本製品も放熱設計には注力している。ファンとヒートパイプをデュアル化している他、GORE-TEXで有名なGORE社の「GORE Thermal Insulation」を採用し、ボディー表面が発熱しにくくなっているという。
評価機は、CPUがCore i7-8550U、メモリが16GB、ストレージが512GBのPCI Express SSDというハイスペック構成だ。評価機のSSDは、TOSHIBAのXG5(KXG50ZNV512G)が搭載されていた。64層の3D TLC NANDフラッシュ採用モデルで、シーケンシャルリードは3000MB/s、シーケンシャルライト1050MB/sという公称スペックとなっている。
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