ついに日本でも発売されたディスプレイ付きのスマートスピーカー「Amazon Echo Spot」。従来のEchoシリーズと違ってディスプレイを搭載しているため、セットアップをスマートフォンなしで本体のタッチパネルのみで行え、かつ各種表示も音声とともに画面に表示されるなど、これまでのEchoシリーズを使っていた人にとっても新鮮さを感じさせる製品だ。
今回はそんなEcho Spotを利用するにあたり、デフォルト(初期設定)の状態から変更しておきたい10個の設定と、その具体的な手順を紹介する。
これらは時計のスキン変更など個性を出すためのカスタマイズとは異なり、利便性およびセキュリティの向上が目的なので、なるべく早いうちにチェックし、必要に応じて変更しておくのが望ましい。既にセットアップを終えた方、購入してまさにこれからセットアップを行う人は、参考にしていただければ幸いだ。
Echo Spotのディスプレイはデフォルトで明るさの自動調整がオンになっているが、明るすぎると感じることもしばしば。この場合、画面を上から下にエッジスワイプ(画面の上から下に向かって指を滑らせる)し、表示されるスライダーを左右に動かせば、明るさが調整できる。同じ画面にある歯車アイコンをタップして設定画面を表示し、「ディスプレイ」→「明るさ」でも同じ操作が可能だ。
他のEchoシリーズと同様、Echo Spotはリクエスト時の通知音がデフォルトでオフになっている。「開始時」「終了時」をそれぞれオンにしておくと、きちんと音声コマンドが受け付けられたか、本体を目視しなくても反応が分かるようになる。本体の設定画面の「サウンド」から設定できる他、スマホのAlexaアプリからも変更できる。
Echo Spotの名称は、デフォルトでは「山田太郎のEcho Spot」のように、手前に利用者名が入る。これらはセットアップの途中でも変更できるが、そのままセットアップを完了させてしまった場合は、本体の設定画面の「デバイスオプション」や、スマホのAlexaアプリでも変更できる。
Echoを複数台所有している場合、一方のウェイクワードを「Alexa」以外に変更しておけば、両者が同じ部屋にあっても、一方を指定して呼び掛けられるようになる。特にディスプレイがあるEcho Spotで情報を見たい場合など、ウェイクワードを変えておくと重宝する。設定画面の「デバイスオプション」か、またはスマホのAlexaアプリで変更できる。
Echo Spotはデフォルトでカメラがオンになっているが、当面使う予定がないのであれば、セキュリティのためにもオフにしておいた方が望ましい。これらは「デバイスオプション」で「カメラ」を「オフにしてブロック」に設定する。
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