ASUSTeKの「ZenBook Pro 15」は、重量約2kg、厚さ18.9mmのフォームファクターに、IntelのCore i9をはじめとするハイスペックを詰め込んだぜいたくなプレミアムノートPCだ。タッチパッド部にディスプレイ(ScreenPad)を搭載するユニークな製品だが、それ以外にも見どころは満載。プレミアムノートPCとしての性能、使い勝手はどうなのか。最上位モデルの評価機を入手したので、じっくりレビューしていこう。
アルミニウム合金のインゴット(塊)から削り出したユニボディーは高級感たっぷり。「ディープダイブブルー」と呼ばれる濃いブルーをメインに、赤みがかった金色「ローズゴールド」を差し色に使用し、天板にはZenBookシリーズの象徴であるスピン加工を施している。
ボディーのサイズは、約365(幅)×242(奥行き)×18.9(高さ)mm。15型クラスの液晶ディスプレイを搭載した製品としては標準的なサイズ感だ。重さは約2.01kg。据え置きでの利用が基本となるだろうが、いざというときには持ち出せる可搬性を確保している。付属のACアダプターの実測サイズは約160(幅)×77(奥行き)×27(高さ)mm。150Wと出力が大きいためコンパクトとはいえないが、スリムでそれほどかさばらないフォルムにまとまっている。
CPUはIntelのCore i9-8950HKを搭載。開発コードネーム「Coffee Lake-H」ベースの第8世代Coreの最高峰モデルだ。6コア・12スレッドで、基本周波数が2.8GHz、Intel Turbo Boost Technology 2.0により最大4.8GHzで動作するというモバイル向けとしては突き抜けたスペックを持つ。
メモリ容量は16GB、ストレージもPCI Express SSD(NVMe対応)を1TBとぜいたくに備える。さらに、グラフィックス機能には外部GPUとしてNVIDIA GeForce GTX 1050 Ti(4GB)を搭載しており、クリエイティブアプリケーションのGPUアクセラレーションが利用できる他、ゲームも楽しめる。
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